伊勢崎市の屋根塗装に使える助成金|30%戻る制度と猛暑対策
【こりゃ良い!】伊勢崎市の屋根塗装に使える助成金を徹底解説!
「伊勢崎市で屋根を塗るんだけど、助成金はあるのかな?」
その答えから入ります。
伊勢崎市で屋根塗装に使える助成金はあります。制度名は「伊勢崎市住宅リフォーム助成金」。
助成額は対象経費の30パーセントで、上限10万円です。市の「申請の手引き」には対象工事の例として「屋根の改修」「外壁の塗替え」が載っていて、実績報告の手引きにも「外壁や屋根の施工」という前提で写真の撮り方が指示されています。
ただ、先に知っておいていただきたいことがあります。令和8年度の受付は、6月12日で閉まりました。 申請できたのは5月18日からの4週間です。しかもその前に、4月20日から事前相談の期間がありました。実質的には4月から動く制度です。
そしてもう1つ。伊勢崎は、屋根にとって特別な土地です。令和7年8月5日、伊勢崎の最高気温は41.8度を記録しました。 気温が41度のとき、濃い色の屋根の表面は80度近くまで上がります。
夜には20度台まで下がるので、1日で50度以上の温度差がかかります。塗膜はこの伸び縮みで疲労します。
だからこの記事では、制度の中身と来年度に備える段取りに加えて、屋根の色と遮熱塗料の選び方をお伝えします。瓦屋根なら上限80万円の別制度がある、という話も入れました。
読み終わるころには、自分が対象になるのか、どんな塗料を選ぶべきかが分かるはずです。
書いているのは、高崎を拠点に伊勢崎をまわって塗装をしているヤマトリフォームの登丸です。家業の塗装店の2代目で、この仕事以外をしたことがありません。
【結論】屋根の塗装も助成の対象になります
対象かどうかの根拠を、市の文書から確認します。
申請の手引きに屋根の改修が載っています
伊勢崎市の「住宅リフォーム助成 申請の手引き」には、助成対象工事の例が図で示されています。
外装の部分に挙がっているのは、屋根の改修、外壁の塗替え、雨どいの付け替え、網戸の交換です。
「屋根の改修」と「外壁の塗替え」が並んで載っています。 屋根が外壁のついでに扱われているわけではなく、独立した工事として挙げられています。
実績報告の手引きにも屋根と書かれています
もう1つ、はっきりした裏付けがあります。令和8年度の実績報告の手引きに、写真の撮り方の指示があります。
「※ 外壁や屋根の施工は、別の方角から複数枚撮影し、建物の四面が分かるようにしてください。」
実績報告の書類そのものが「外壁や屋根の施工」を前提に作られています。 令和8年度も屋根の工事が対象だったことの、強い裏付けになります。
ただし塗装が必要な屋根材かは別の問題です
制度が「屋根の改修は対象」と言っていることと、ご自宅の屋根に塗装が必要かどうかは、別の問題です。
日本瓦に塗装は必要ありません。 瓦そのものが長くもつので、塗膜で守る必要がないのです。塗ったところで効果はなく、むしろ剥がれてきます。
そして伊勢崎のように暑い土地では、何を塗るかが普通の地域より効いてきます。同じ屋根材でも、色と塗料の種類で表面温度が10度以上変わります。
制度の話を先に進める前に、屋根材を確かめて、どんな塗料を選ぶかを決める必要があります。
【重要】令和8年度の受付は終了しています
日程を押さえてください。
申請は5月18日から6月12日まででした
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 事前相談 | 令和8年4月20日から5月15日 |
| 申請受付 | 令和8年5月18日(月)から6月12日(金) |
| 工事完了の期限 | 令和9年1月31日(日) |
| 実績報告 | 工事完了後30日以内 |
申請の受付は4週間だけです。 しかもその前に事前相談の期間が置かれています。
事前相談が4月20日から始まっていました
ここを見落とす方がいます。
申請受付の前に、4月20日から5月15日まで事前相談の期間があります。つまり実質的には4月から動き出す制度です。
事前相談には工事の内容が分かるものが必要になります。見積書がなければ相談の中身が作れません。3月のうちに屋根を見てもらっておくのが、この制度に乗るための準備です。
工事完了の期限は1月31日です
もう1つ重要な日付があります。工事完了の期限は令和9年1月31日です。
実績報告は工事完了後30日以内なので、1月31日に終われば2月末までに報告することになります。
屋根塗装の立場から言うと、1月31日という期限は冬を含んでいます。 屋根の面は朝露や霜で濡れるので、冬は乾くまで塗れません。気温が5度を下回る日も塗れません。
伊勢崎の最低気温は、年によってマイナス4度からマイナス6度まで下がります。
6月から9月なら問題なく塗れますが、猛暑のため1日に進める量が落ちます。もっとも条件がいいのは10月から11月です。
12月は可能ですが日程が延びやすく、1月に入ると期限まで余裕がありません。
6月に交付決定が出たら、秋のうちに塗り終えるのが安全です。
令和9年度について市の発表はまだありません
令和9年度の実施について、市からの発表はありません。
ただ、この制度は数年続いています。同じ形になるとすれば、4月の事前相談から動くことになります。
来年の春に市のページを確認してください。
窓口が商工労働課だという意味
この制度の性格が分かる部分です。
建築の部署ではありません
伊勢崎市のこの制度は、産業経済部 商工労働課 商工振興係が所管しています。
高崎市は建築住宅課、前橋市も建築住宅課、安中市も建築住宅課です。伊勢崎市だけが商工部門です。
| 市 | 所管 |
|---|---|
| 伊勢崎市 | 産業経済部 商工労働課 商工振興係 |
| 前橋市 | 都市計画部 建築住宅課 |
| 高崎市 | 建設部 建築住宅課 |
| 安中市 | まちづくり部 建築住宅課 |
市内業者の仕事をつくるための制度です
商工労働課が所管しているのは、この制度が市内の事業者を支援する性格を持っているからです。
群馬県の移住ポータルに載っている伊勢崎市の制度説明では、「市内の施工業者に依頼する個人住宅のリフォーム工事費の一部を助成する」とされています。
市内業者に発注することが制度の前提です。 ここは外せません。
住宅リフォーム窓口は直通です
市役所本庁舎の北館2階に「住宅リフォーム窓口」があり、直通の電話番号が用意されています。
住宅リフォーム窓口の直通は0270-23-7381、商工労働課は0270-27-2754です。
専用の窓口が置かれているので、分からないことは直接聞けます。助成率や対象工事の細かい扱いは、申請の前にここで確認してください。
あなたは対象になるか|4つの条件
ここを最初に確認してください。
所得は700万円以下です
伊勢崎市の制度には所得の条件があります。
申請者の合計所得金額が700万円以下であることが条件です。令和8年度の場合は、令和7年の所得で判定されました。
群馬県内の制度と比べてみます。
| 市 | 所得の条件 |
|---|---|
| 伊勢崎市 | 申請者の合計所得700万円以下 |
| 高崎市 | 世帯に前年の合計所得400万円超の人がいないこと |
| 前橋市 | 記載なし |
| 安中市 | 記載なし |
伊勢崎市は申請者本人の所得で見ます。 世帯全員ではありません。そして700万円という水準なので、高崎市の400万円より通りやすい条件です。
平成28年以前に建てられた住宅が対象です
対象住宅には築年数の条件があります。平成28年以前に建築された住宅です。
平成28年は2016年なので、令和8年の時点で築10年以上ということになります。
2年以上続けて住んでいることが条件です
令和8年4月1日の時点で、その住宅に2年以上続けて住んでいることが条件でした。
買ったばかりの家、引っ越してきたばかりの家は対象になりません。
過去2年度の受給歴を見られます
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 本人の受給歴 | 令和6年度・令和7年度にこの事業の助成を受けていないこと |
| 建物の受給歴 | 同一建物への二重申請は不可 |
| 前の所有者 | 過去2年度内に別の所有者が受給している場合は不可 |
| 市税 | 市・県民税、固定資産税、都市計画税、軽自動車税、国民健康保険税の滞納がないこと |
建物に対しても制限がかかります。 中古で買った家の場合、前の所有者が2年以内に使っていると申請できません。心当たりがある方は窓口で確認してください。
いくら戻るのか|金額の計算
金額の話です。
助成額は30パーセントで上限10万円です
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成率 | 助成対象経費の30パーセント(千円未満切捨) |
| 上限 | 10万円 |
| 下限 | 対象経費10万円以上の工事 |
市の手引きには、上限についてこう書かれています。
「補助金の上限額は、工事箇所が複数でも 10万円です。」
屋根と外壁を同時にやっても、上限は10万円のままです。 箇所を増やしても増えません。
対象経費34万円で上限に届きます
30パーセントなので、対象経費が約34万円で上限の10万円に達します。
| 対象経費 | 助成額 |
|---|---|
| 10万円 | 3万円 |
| 20万円 | 6万円 |
| 30万円 | 9万円 |
| 34万円 | 10万円(上限) |
| 70万円 | 10万円(上限) |
30坪前後の住宅で屋根塗装の工事費はおおよそ40万円から70万円なので、屋根塗装だけでも上限に届きます。
屋根と外壁を同時にやるほうが得です
助成額は10万円で変わりません。それでも同時にやるほうが有利です。足場代です。
| 進め方 | 助成額 | 足場代 |
|---|---|---|
| 屋根だけ | 10万円 | 1回分(15万〜25万円) |
| 屋根と外壁を同時に | 10万円 | 1回分 |
| 別の年に分ける | 2回とも助成の対象になりうる | 2回分 |
ただしこの制度は令和6年度・令和7年度の受給歴を見ます。2年空けないと2度目は使えません。 2年空けて足場を2回組むのと、同時にやって1回で済ませるのを比べると、足場代15万円から25万円の差のほうが大きくなります。
助成率を確認するときは、住宅リフォーム窓口(0270-23-7381)で最新の数字を聞いてください。年度によって率や上限が変わることがあります。
瓦屋根なら耐震の補助で80万円という道があります
これは別の制度の話ですが、伊勢崎市では知っておく価値があります。
屋根等の軽量化が明記されています
伊勢崎市の木造住宅耐震改修補助事業の事業案内に、対象となる補強工事の例が載っています。その原文です。
「屋根等の軽量化 瓦屋根を軽量な金属屋根等に葺き替える等」
瓦屋根を軽い金属屋根に葺き替える工事が、対象として名前で挙がっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率 | 耐震改修工事費用の2分の1 |
| 上限 | 80万円 |
| 対象経費 | 設計費・工事費・工事監理費 |
| 所管 | 都市計画部 建築指導課 |
| 電話 | 0270-27-2762 |
| 令和8年度の目標件数 | 5戸 |
住宅リフォーム助成金の10万円と比べると、8倍の金額です。
ただし屋根塗装は対象外です
ここは正確にお伝えします。事業案内の原文です。
「耐震性の判定基準に係る上部構造耐力の評価を1.0以上とする工事が対象です。」
「※ リフォームに係る工事等は除きます。」
塗装は構造評点を上げません。 だからこの制度では使えません。対象になるのは、重い瓦を軽い屋根材に葺き替えることで建物の耐震性が上がる場合です。
評点1.0以上という条件があります
この制度を使うには、まず耐震診断が必要です。診断で上部構造評点が1.0未満と判定され、改修後に1.0以上になる設計でなければなりません。
屋根を軽くするだけで1.0に届くかどうかは、建物によります。壁の補強と組み合わせることが普通です。
| ご自宅の状況 | 進む道 |
|---|---|
| 瓦屋根が重く 耐震性に不安がある | 耐震診断から。建築指導課 0270-27-2762 |
| 瓦は問題なく 漆喰や棟が傷んでいる | 住宅リフォーム助成金 0270-23-7381 |
| スレートやトタンの塗り替え | 住宅リフォーム助成金 0270-23-7381 |
瓦屋根のお宅は、塗装より先に耐震診断を検討する価値があります。 日本瓦はそもそも塗装が不要な屋根材です。塗っても意味がないので、重さが気になるなら葺き替えのほうに制度があります。
日本でもっとも暑い街の屋根に起きていること
ここからが伊勢崎の話です。
2025年8月5日に41.8度を記録しました
伊勢崎市の統計資料に、はっきり載っています。
令和7年(2025年)8月5日、伊勢崎の最高気温は41.8度。 観測地点は今泉町で、市役所と同じ町です。
これは日本の歴代最高気温に並ぶ水準です。年ごとの最高気温の推移を見ると、平成11年には36.5度だったものが、令和7年に41.8度まで上がっています。
年平均気温も上がっています。令和3年と令和4年が16.0度、令和5年と令和6年が17.2度、令和7年が16.9度です。
令和5年を境に17度台へ移っています。 屋根にとっては毎年の負荷が増えているということです。
屋根の表面は80度に達します
気温41.8度のとき、屋根の表面はそれよりはるかに高くなります。
| 気温 | 濃い色の屋根の表面温度 |
|---|---|
| 30度 | 60度から70度 |
| 35度 | 70度前後 |
| 40度 | 75度から80度 |
屋根は日射を遮るものがありません。壁には軒の影ができますが、屋根の面には全面に日が当たります。
伊勢崎の屋根は、夏に80度近くまで上がる場所です。 そして夜には20度台まで下がります。1日で50度以上の温度差がつきます。
塗膜は熱の伸び縮みで疲労します
塗膜は熱で膨張し、冷えて収縮します。
これが毎日くり返されます。夏の間は、毎日50度以上の伸び縮みです。
伸縮をくり返した塗膜には細かいひび割れが入ります。やがて硬化して柔軟性を失い、下地の動きについていけなくなって剥がれます。
顔料も劣化するので、色あせや白化が進みます。
伊勢崎で屋根の塗り替えが早く必要になるのは、この熱疲労が大きいからです。同じ塗料を同じように塗っても、涼しい地域より寿命が短くなります。
屋根の色で表面温度が変わります
伊勢崎で屋根を塗るなら、色の話は避けて通れません。
黒い屋根と明るい屋根では温度が違います
屋根の表面温度は、色で大きく変わります。濃い色は日射を吸収し、明るい色は反射します。
| 屋根の色 | 夏の表面温度の傾向 |
|---|---|
| 黒・濃いこげ茶 | もっとも高い |
| グレー・茶 | 中間 |
| 明るいグレー・ベージュ | 低い |
黒い屋根と明るい色の屋根では、表面温度に10度以上の差が出ることがあります。
日本の住宅は黒や濃い色の屋根が多数派です。見た目が落ち着くからですが、伊勢崎の気候では不利な選択になります。
遮熱塗料は色による差を小さくします
遮熱塗料は、赤外線を反射する顔料を使っています。同じ色に見えても、通常の塗料より表面温度が上がりにくくなります。
通常塗料で濃い色を選ぶと表面温度はもっとも高くなります。同じ濃い色でも遮熱塗料なら中間に収まります。
遮熱塗料で明るい色を選べば、いちばん低くなります。
「濃い色にしたいけれど暑いのは困る」という場合、遮熱塗料が選択肢になります。 見た目を変えずに温度だけ下げられます。
そのかわり材料費は上がります。30坪程度の屋根なら、普通のシリコン塗料に比べて5万円から10万円ほど高くつきます。
助成額は変わらないので、その上積みに見合う価値があるかどうかを考えることになります。
色を変えるときに気をつけること
屋根の色を変えると、外壁との組み合わせが変わります。
屋根だけ明るくすると、外壁が暗く見えることがあります。屋根と外壁を同時に塗るなら、両方の色を一緒に決めてください。 屋根だけ先に塗ってしまうと、あとで外壁の選択肢が狭くなります。
実際の色は、小さな色見本では分かりません。A4以上の大きな板見本を屋外で見て、日なたと日かげの両方で確認してください。
遮熱塗料だけでは2階は涼しくなりません
ここは正直にお伝えしておきたいことです。
小屋裏の熱が抜けていないと効きません
「遮熱塗料を塗れば2階が涼しくなる」という説明を聞くことがあります。それは条件付きです。
遮熱塗料は屋根の表面温度を下げます。しかし屋根裏(小屋裏)に熱がこもっていると、2階の天井は熱いままです。
| 熱の通り道 | 遮熱塗料の効果 |
|---|---|
| 日射から屋根の表面へ | 効く |
| 屋根の表面から小屋裏へ | いくらか効く |
| 小屋裏から2階の天井へ | 換気と断熱の問題 |
小屋裏の熱が抜けていない家では、遮熱塗料の効果が薄くなります。
棟換気という選択があります
小屋裏の熱を抜く方法のひとつが、棟換気です。屋根の頂部に換気の部材を入れて、温まった空気を上から逃がします。
軒裏の換気口だけでは、空気の入口はあっても出口が弱いままです。軒裏と棟換気が揃うと、下から入った空気が上から抜けていきます。
妻側の換気口は風向きに左右されるので、安定しません。
棟換気を入れるには、屋根の頂部に開口をつくって専用の部材を被せる工事が必要です。屋根の塗り替えや棟板金の交換と同じタイミングでやるのが合理的です。 足場が組まれているときにしかできない工事です。
ただし、すべての屋根に入れられるわけではありません。屋根の形と下地の状態によります。
診断のときに相談してください。
天井の断熱材も確かめる価値があります
もう1つは天井の断熱材です。
築20年、30年の家では、天井に敷いてある断熱材が薄かったり、片寄っていたり、すき間ができていたりします。点検口から覗けば、ある程度は見えます。
屋根の塗り替えは外側の工事ですが、2階の暑さが悩みなら、内側も一緒に見ておく価値があります。遮熱塗料に5万円から10万円足すより、断熱材を足したほうが効く家もあります。
どちらが効くかは、その家の作りで変わります。 塗料だけで解決すると言う業者より、両方見て判断する業者のほうが信頼できます。
日照時間と雨の少なさ
伊勢崎のもう1つの特徴です。
年間の日照時間は2,100時間を超えます
伊勢崎市の統計書(資料は気象庁)から、日照時間を拾います。
| 年次 | 日照時間 | 最大風向 |
|---|---|---|
| 平成28年 | 2,133.8時間 | 北西 |
| 平成29年 | 2,297.3時間 | 北西 |
| 平成30年 | 2,404.5時間 | 東南東 |
| 令和元年 | 2,241.5時間 | 北西 |
| 令和2年 | 2,215.7時間 | 北西 |
年間2,100時間から2,400時間です。 全国でも日照の多い地域に入ります。
塗膜を壊すのは紫外線です。日照が多いということは、紫外線を浴びる時間が長いということです。屋根は全面に日が当たるので、外壁より先に塗膜が切れます。
雨が少ないと汚れが残ります
伊勢崎の年間降水量は、年によって725ミリから1,337ミリです。全国平均の約1,700ミリより少なめです。
令和3年が935ミリ、令和4年が931ミリ、令和5年が1,046ミリ、令和6年が1,222ミリ。そして令和7年は725ミリまで落ちています。
雨が少ないことは、屋根には一長一短です。
| 雨が少ないと | 屋根への影響 |
|---|---|
| 濡れる時間が短い | 苔やカビは出にくい |
| 汚れが流れない | ほこりや花粉が残る |
| 乾燥が続く | 塗膜が硬化しやすい |
苔が出にくいのは利点です。山間部の家では北面に苔が広がりますが、伊勢崎ではあまり見ません。代わりに、ほこりの蓄積と塗膜の硬化が進みます。
冬の風は北西から吹きます
統計書の最大風向を見ると、5年のうち4年が「北西」です。最大風速は12.4メートルから16.7メートルです。
北西の季節風は乾いています。この風が、屋根の塗膜から水分を奪い続けます。夏の熱で疲労した塗膜が、冬の乾燥でさらに硬くなるという繰り返しです。
そして風は棟板金を浮かせます。屋根の頂部に被せた金属のカバーが、風圧を受けて少しずつ釘を押し出します。
塗り替えのときに、棟板金の固定も確認してもらってください。
よくあるご質問
助成率は本当に30パーセントですか
30パーセントという数字は、群馬県の移住ポータルに掲載されている伊勢崎市の制度説明に載っています。上限10万円については、市の手引きに「補助金の上限額は、工事箇所が複数でも 10万円です」と明記されています。
助成率は年度によって変わることがあります。 申請の前に住宅リフォーム窓口(0270-23-7381)で最新の数字を確認してください。
遮熱塗料を塗ると助成金が増えますか
増えません。この制度に塗料の性能による加算はありません。
なお伊勢崎市の家庭用脱炭素化設備導入補助金は太陽光発電と蓄電池が対象で、遮熱塗料や断熱塗装は対象外です。 遮熱塗料を選ぶかどうかは、助成金とは切り離して考えてください。
日本瓦ですが塗ったほうがいいですか
必要ありません。日本瓦(釉薬をかけた和瓦)は瓦そのものが長くもつので、塗膜で守る必要がありません。
塗っても意味がなく、かえって剥がれることがあります。
瓦の家で手を入れるべきなのは、棟の漆喰、棟の歪み、割れた瓦、谷板金です。そして重さが気になるなら、耐震改修補助(建築指導課 0270-27-2762)で軽い屋根材に葺き替える道があります。
交付決定の前に工事を始めてもいいですか
いけません。市の手引きにこうあります。
「交付決定日以降に着工し、期限内に完工・支払いまで済む工事が対象です。」
交付決定日より前に着工した工事は対象外です。 足場の予定が先に埋まっていても、決定を待ってください。
あわせて、見積書の内訳が不明な工事や、対応する写真がない工事も除外されます。見積書は内訳が分かる形で出してもらい、工事前の写真を必ず撮ってもらってください。
まとめ
制度の内容をおさらい
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 伊勢崎市住宅リフォーム助成金 |
| 助成率 | 助成対象経費の30パーセント(千円未満切捨) |
| 上限 | 10万円(工事箇所が複数でも10万円) |
| 下限 | 対象経費10万円以上 |
| 屋根塗装 | 対象(手引きの工事例に「屋根の改修」「外壁の塗替え」) |
| 所得 | 申請者の合計所得700万円以下 |
| 対象住宅 | 平成28年以前に建築。2年以上継続して居住 |
| 受給制限 | 過去2年度に本事業の助成を受けていないこと |
| 業者 | 市内の施工業者 |
| 着工 | 交付決定日以降 |
| 令和8年度 | 事前相談4月20日から。申請5月18日から6月12日。終了 |
| 工事完了期限 | 令和9年1月31日 |
| 窓口 | 住宅リフォーム窓口 0270-23-7381(本庁舎北館2階) |
伊勢崎市で押さえる3つのこと
1つ目は、4月から動く制度だということです。 申請の受付は5月18日から6月12日の4週間ですが、その前に4月20日からの事前相談があります。事前相談には工事の内容が必要なので、3月のうちに屋根を見てもらっておく必要があります。
2つ目は、瓦屋根なら別の制度があることです。 木造住宅耐震改修補助は「屋根等の軽量化 瓦屋根を軽量な金属屋根等に葺き替える等」を対象として明記していて、2分の1で上限80万円です。塗装は対象外ですが、重い瓦が気になるお宅はこちらを検討する価値があります。
3つ目は、色と遮熱を真剣に考える土地だということです。 2025年8月5日に41.8度。屋根の表面は80度近くになります。
黒い屋根と明るい屋根では表面温度が10度以上違います。そして遮熱塗料だけでは2階は涼しくなりません。
小屋裏の換気と天井の断熱も一緒に見る必要があります。
まずは屋根を見せてください
屋根は、住んでいる本人がいちばん見られない場所です。
塗膜が熱で硬化してひびが入っていないか。棟板金の釘が押し出されていないか。
小屋裏に熱がこもっていないか。そもそも塗る必要がある屋根材なのか。
どれも地面からは判断できません。 「色あせてきたから塗ろう」と考えていたお宅が和瓦で、塗る工事そのものが要らなかったことがあります。「2階が暑いから遮熱塗料で」とおっしゃったお宅で、小屋裏を見たら換気口がふさがれていたこともあります。
業者に連絡するのが気重いというのは、よく分かります。呼んだら断りにくい。
何も決めていないのに話が進んでしまう。そう思うのは当然のことです。
うちには営業の担当者がいません。伺うのは職人です。
その日に契約の話は出しません。
屋根に上がって傷んだところを撮り、下りてから画面でご覧いただきます。小屋裏の点検口から覗けるなら、そこも見ます。
「あと数年はこのままで平気です」とだけ言って帰る日もあります。「塗料より換気を直したほうが涼しくなりますよ」とお伝えすることもあります。
見たものを言うだけなので、話を大きくしようがありません。
高崎からですので、伊勢崎のどの地区でも向かえます。屋根の診断も外壁の診断も、お見積りも、費用はいただきません。
一度、屋根を見せていただけませんか。考えるのはそのあとで構いません。