【悲報..】吉岡町に屋根塗装の補助金はありません!詳しく解説
「吉岡町って、屋根の塗装に補助金を出していないのかな??」
調べている方に、まず答えをお伝えします。
吉岡町に、屋根塗装に使える補助金はありません。
町のホームページで住宅関連のページを1つずつ確認し、申請書のダウンロードページも、担当課のページも見ました。住宅リフォームの補助はどこにもありません。
群馬県が公開している吉岡町の支援制度の一覧でも、同じ結果でした。
ただ、調べていると「吉岡町 住宅リフォーム促進事業補助金」というページが出てくることがあります。
これは、もう終わった制度です。 町のホームページが作り替えられたときに消えたページが、検索結果にだけ残っています。
補助金のまとめサイトが「吉岡町にリフォーム補助金あり」と書いているのは、この古い情報を拾ったものです。10パーセント・上限10万円という数字を見かけても、今は1円も出ません。
では、補助金がない町ではどうすればいいのか。
工事費そのものが妥当かどうかを、ご自身で確かめられるようにする。 それがこの記事の目的です。
屋根の面積は、1階の床面積が分かれば概算を出せます。その数字と見積書を見比べれば、金額が妥当かどうかの見当がつきます。計算の仕方もお伝えします。
書いているのは、高崎市片岡町を拠点に吉岡町もまわって塗装をしているヤマトリフォームの登丸です。塗装屋の倅として育ち、2代目として20年あまり現場に立っています。
【結論】吉岡町に屋根塗装の補助金はありません
まず、どこまで調べたかをお伝えします。
住まいのページは9件ですべてです
吉岡町の公式サイトには「くらし>住まい」というセクションがあります。そこに載っているのが、町の住宅施策のすべてです。
掲載は次の9件でした。
勤労者住宅資金利子補給、町営住宅、住宅計画、被相続人居住用家屋等確認書の発行、空き家等無料相談、ブロック塀等除却補助金、子育て支援型共同住宅推進事業(国交省への外部リンク)、越境した木や草の伐採のルール、老朽危険空家除却支援事業。
この9件のなかに、住宅リフォームの補助金はありません。
申請書ダウンロードの住宅欄も確認しました
念のため、町の「申請書ダウンロード」のページも見ました。住宅のカテゴリに並んでいるのは、太陽光、利子補給、耐震診断、ブロック塀、空き家の様式だけです。
「リフォーム」という語の付いた様式は1つもありません。 制度があれば申請書があるはずなので、ここでも裏が取れます。
さらに、かつての所管課である産業観光課の部門ページと、建設課の部門ページも全件見ました。どちらにもリフォーム補助の掲載はありませんでした。
群馬県の資料でも裏を取りました
町の文書ではありませんが、群馬県の移住ポータル「ぐんま暮らし」が公開している吉岡町の支援制度一覧も確認しました。
住宅関連として載っているのは3つだけです。
勤労者住宅資金利子補給、空き家バンク、住宅用太陽光発電システム等設置補助の3つです。
ここにもリフォーム補助はありません。 町のサイトと県の資料で、結論が一致しました。
【重要】検索に出てくる制度はもう存在しません
ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。
町のホームページが作り替えられました
吉岡町の公式サイトは、数年前にアドレスごと新しいものに移っています。
古いアドレスを開こうとすると、今のサイトへ自動的に転送されます。ところが検索エンジンのほうには、古いページの情報が残ったままになっています。
廃止されたページが検索に残っています
そのなかに、「住宅リフォーム促進事業補助金」のページがあります。
検索すると今でも結果に出てきます。しかし現在の町のサイトを探しても、このページは存在しません。 住まいのセクションにも、申請書ダウンロードにも、所管課のページにもありません。
| 見ている場所 | 住宅リフォーム促進事業補助金 |
|---|---|
| 検索結果(古いアドレス) | 出てくる |
| 現在の町のサイト | ありません |
| 申請書ダウンロード | 様式がありません |
| 産業観光課のページ | 掲載がありません |
| 建設課のページ | 掲載がありません |
「読めるページがある」ことと「制度が生きている」ことは別です。
補助金のまとめサイトが吉岡町に制度があるかのように書いているのは、この残骸を拾っているためと考えられます。
かつてあった制度の中身
参考までに、過去に存在した制度の内容を記しておきます。群馬県住宅供給公社が2020年に公開した資料に載っていたものです。
| 項目 | 当時の内容 |
|---|---|
| 制度名 | 住宅リフォーム促進事業補助金 |
| 補助率 | 10パーセント |
| 限度額 | 10万円 |
| 対象 | 町内施工業者による20万円以上のリフォーム工事 |
| 所管 | 産業観光課 産業振興室 |
これは過去の数字で、今は無効です。 この金額を前提に見積もりを取っても、1円も出ません。
いつ廃止されたのかは、町が「終了しました」と明記したページを残していないため分かりません。気になる方は産業観光課(0279-26-2280)に電話で確認してください。 1分で済みます。
耐震改修の補助は吉岡町にありません
もう1つ、はっきりさせておく必要があることがあります。
県が26市町の名前を公開しています
群馬県は、木造住宅の耐震改修補助を実施している市町村の名前を公開しています。
その一覧に載っているのは26市町です。前橋市、高崎市、桐生市、伊勢崎市、太田市、沼田市、館林市、渋川市、藤岡市、富岡市、安中市、みどり市、榛東村、下仁田町、甘楽町、中之条町、長野原町、草津町、東吾妻町、みなかみ町、玉村町、板倉町、明和町、千代田町、大泉町、邑楽町。
吉岡町はそこに入っていません
26市町のなかに、吉岡町の名前はありません。
前橋市にはあります。渋川市にもあります。
榛東村にもあります。吉岡町だけがありません。
隣接する前橋市と渋川市、同じ北群馬郡の榛東村はすべて実施しています。吉岡町だけが実施していません。
これが何を意味するか。瓦屋根を軽い屋根材に葺き替えて耐震性を上げる、という工事に補助を出す仕組みが吉岡町にはないということです。他市の記事で「瓦屋根の軽量化に補助が出ます」と書かれていても、吉岡町では当てはまりません。
耐震診断だけは無料で受けられます
ただし診断は別です。群馬県は「県内すべての市町村で耐震診断補助を実施しています」としていて、吉岡町でも受けられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 木造住宅耐震診断者派遣事業 |
| 対象住宅 | 昭和56年5月31日以前に着工した一戸建て住宅または併用住宅 |
| 構法 | 平屋建てか2階建て 在来軸組構法 |
| 費用 | 個人負担はありません |
| 募集戸数 | 1戸(定数になり次第締切) |
| 申請期間 | 令和8年5月1日から令和9年1月29日 |
| 所管 | 建設課 都市建設室 0279-26-2278 |
診断は無料ですが、そのあとの改修工事に町からお金は出ません。 診断で評点1.0未満と出ても、工事費は全額自己負担です。
町で今も動いている4つの制度
屋根塗装には使えませんが、現存する制度を整理しておきます。
ブロック塀等除却補助金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助額 | 1メートルあたり2万円 または除却費用の3分の2の低いほう |
| 上限 | 20万円(1,000円未満切捨) |
| 対象 | 緊急輸送道路または小学校指定通学路に面したブロック塀等 |
| 受付 | 6月1日から12月28日(予算がなくなり次第終了) |
| 所管 | 建設課 都市建設室 0279-26-2278 |
屋根には使えませんが、年末まで受付中です。該当する塀がある方は検討の価値があります。
老朽危険空家除却支援事業
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率 | 5分の4 |
| 上限 | 50万円 |
| 募集棟数 | 1棟 |
| 受付 | 令和8年6月1日から11月30日 |
| 所管 | 建設課 都市建設室 0279-26-2278 |
解体のみが対象で、改修やリフォームには使えません。 除却に着手する前に事業認定の申請が必要で、着工後は不交付になります。
住宅用太陽光発電システム等設置整備事業補助金
| 対象 | 補助額 |
|---|---|
| 太陽光発電システム | 1キロワットあたり2万5千円(上限10万円) |
| 蓄電システム | 一律5万円(1キロワットアワー以上 発電システムと連系) |
受付は令和8年4月1日からで、予算に達した時点で終了します。郵送は不可で持参のみです。所管は住民課 住民環境室 環境係(0279-26-2245)。
屋根に太陽光を載せる計画がある方は、載せる前に屋根を塗ってください。 パネルの下は塗れなくなります。パネルは20年以上もつのに対し、塗装は10年から15年で替えどきが来ます。
勤労者住宅資金利子補給
住宅の新築や購入に対する利子補給です。融資額1,000万円以内で、年利1.0パーセント相当が補給されます。
所管は産業観光課 産業振興室(0279-26-2280)。
リフォームには使えません。
固定資産税の減額も屋根では使えません
補助金ではありませんが、税の優遇も確認しておきます。
3つの減額制度があります
吉岡町には、住宅を改修した場合の固定資産税の減額制度があります。
| 種類 | 減額 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 耐震改修 | 翌年度2分の1(120平方メートルまで) | 昭和57年1月1日以前の建築。自己負担50万円超 |
| バリアフリー改修 | 翌年度3分の1(100平方メートルまで) | 自己負担50万円超 |
| 省エネ改修 | 翌年度3分の1(120平方メートルまで) | 平成26年4月1日以前の建築。自己負担60万円超 |
所管は税務会計課 税務室 固定資産税係(0279-26-2238)です。
省エネ改修は窓が必須です
遮熱塗料を塗れば省エネ改修に当たるのではないか、と考える方がいます。
当たりません。 省エネ改修の減額には、窓の断熱改修が必須という条件が付いています。
窓の断熱改修が入っていることが前提で、床や天井や壁の断熱はそこに追加する形です。屋根の遮熱塗装だけでは対象になりません。
内窓を入れたり複層ガラスに替えたりする工事が入っていなければ、屋根をいくら遮熱塗料で塗っても減額は受けられません。
なお、この制度のページに「屋根」「屋根塗装」という語は1つも出てきません。
耐震改修は自己負担50万円超から
耐震改修の減額は、昭和57年1月1日以前に建てられた住宅が対象です。自己負担が50万円を超える耐震改修で、令和13年3月31日までに完了したものが条件になります。
屋根を軽くする工事が耐震改修に当たるかどうかは、設計の中身によります。 塗装だけでは耐震性能が上がらないので、該当しません。
補助金がないぶん屋根の面積を検算してください
ここからが、吉岡町の読者にいちばん役立つ話だと思います。
屋根面積は建坪と勾配で出せます
補助金がない以上、工事費そのものが妥当かどうかが勝負になります。そして屋根塗装の見積金額は、面積で決まります。
屋根の面積は、建坪が分かれば概算が出せます。
屋根面積 = 1階の床面積(平方メートル) × 勾配係数
総2階建てなら、1階の床面積がほぼ屋根の水平投影面積になります。そこに勾配の分を掛ければ、斜めの面積が出ます。
勾配係数という数字があります
屋根は傾いているので、真上から見た面積より実際の面積のほうが大きくなります。その倍率が勾配係数です。
| 屋根の勾配 | 勾配係数 | 傾きの印象 |
|---|---|---|
| 3寸 | 1.031 | 緩やか |
| 4寸 | 1.054 | 一般的 |
| 5寸 | 1.081 | やや急 |
| 6寸 | 1.118 | 急。屋根足場が要ることも |
日本の住宅でもっとも多いのは4寸から5寸です。
計算してみます。 延床30坪の総2階建てなら、1階の床面積はおよそ50平方メートル。4寸勾配なら、50×1.054で約53平方メートル。
軒の出を加えて、おおむね60平方メートル前後が屋根の塗装面積になります。
出した面積と見積書を突き合わせる
見積書には必ず数量が書かれています。その数字と、ご自身で出した概算を比べてください。
概算と近ければ妥当です。大幅に大きければ、なぜそうなるのかを聞いてください。
逆に大幅に小さければ、屋根の一部しか塗らない見積もりかもしれません。そもそも数量が書かれていなければ、比較ができません。
ぴったり一致する必要はありません。軒の出や下屋の形で変わるからです。桁が違わないかを見るだけで十分です。
塗装の単価は、使う塗料で2,000円台から4,000円台の幅があります。面積が分かれば、単価も逆算できます。
屋根の見積書だけに出てくる項目があります
外壁の見積書には出てこない、屋根特有の項目があります。
縁切りまたはタスペーサー
スレート屋根(コロニアル、カラーベスト)を塗る場合、この項目が絶対に必要です。
スレートは薄い板を重ねて張っています。塗料を塗ると、その重なりの隙間が塗膜で塞がります。
すると屋根の内部に入った水が抜けられなくなり、野地板が腐ります。
だから塗装後にカッターで隙間を切り開く(縁切り)か、塗装前に「タスペーサー」という部材を挟んで隙間を確保します。
この工程を省く業者がいます。 見た目には分かりません。問題が出るのは数年後です。
スレート屋根なのに見積書にこの項目がなければ、何をするつもりなのか聞いてください。
棟板金と貫板
屋根のいちばん高いところに被せてある金属の板が棟板金です。木の下地(貫板)に釘で留まっています。
風を受けるたびに板金がわずかに動き、その繰り返しで釘が抜けてきます。
| 見積書の項目 | 意味 |
|---|---|
| 棟板金 釘打ち直し | 浮いた釘を打ち直す |
| 棟板金 ビス交換 | 抜けにくいビスに替える |
| 貫板交換 | 腐った木の下地を交換する |
| 棟板金 交換 | 板金ごと新品にする |
浮いた棟板金に塗装をしても、板金は固定されません。 塗る前に留め直す作業が必要です。
築15年を超えた家の見積書に棟板金の項目が1つもなければ、上がって見ていない可能性があります。
下地処理と差し替え
高圧洗浄のあと、割れたスレートの差し替えやひび割れの補修が入ります。
高圧洗浄で苔と古い塗膜を落とし、割れた板を差し替え、ひび割れをシーリングで埋め、鉄部の錆をケレンで落とす。これが下地処理です。
この下地処理が、仕上がりの持ちを決めます。 塗料のグレードより、ここのほうが効きます。
一式と書かれていたら比べられません
見積書の読み方で、最後にもう1つ。
相見積もりが成立しません
「屋根塗装工事 一式 450,000円」
この書き方では、何も分かりません。面積も、塗料も、回数も、縁切りの有無も読めません。
2社からこの形の見積書が出てきたら、金額を比べる意味がありません。 安いほうが工程を減らしているだけかもしれないからです。
数量を書いてもらう頼み方
遠慮する必要はありません。こう伝えればいいだけです。
「他社とも比べたいので、面積と単価が分かる形で出していただけますか」
これで断る業者は、比べられたくない理由があるということです。
| 見積書にあるべきもの | 例 |
|---|---|
| 数量 | 屋根 62平方メートル |
| 単価 | 1平方メートルあたり2,800円 |
| 塗料名 | メーカー名と商品名 |
| 塗り回数 | 下塗り1回 上塗り2回 |
| 足場 | 面積と単価 |
安い見積もりには理由があります
3社から見積もりを取って、1社だけ極端に安いことがあります。
| 安くなる理由 | 問題かどうか |
|---|---|
| 自社施工で中間マージンがない | 問題ありません |
| 塗料のグレードが下 | 納得していれば可 |
| 塗り回数が少ない | 持ちが落ちます |
| 縁切りを省いている | 数年後に雨漏りします |
| 棟板金を見ていない | 塗っても固定されません |
| 屋根足場を見ていない | あとから追加請求になります |
安い理由を聞いてください。 納得できる理由なら、それは良い業者です。
吉岡の屋根は冬の風と夏の暑さで傷みます
吉岡町の土地の話です。
2月の平均風速が年間で最も強くなります
吉岡町は、町の公式資料で「榛名山の南東の山麓と利根川地域に展開」する町とされています。面積は20.46平方キロです。
町内に気象庁の通年観測点がないので、最寄りの前橋のデータを見ます。
| 月 | 平均風速 |
|---|---|
| 1月 | 2.8メートル |
| 2月 | 3.0メートル |
| 7月 | 1.8メートル |
| 年平均 | 2.4メートル |
2月の3.0メートルは12か月のなかで最大で、7月の約1.7倍です。 冬に風が強いという上州の特徴が、数字に出ています。最多風向は北北西です。
屋根で風の影響をいちばん受けるのは棟板金です。冬のあいだ、屋根の頂部は毎日この風にさらされています。
冬のほうが日照が多い土地です
もう1つ、群馬の特徴が数字に出ます。
1月が213.1時間、12月が202.0時間に対して、9月は134.9時間しかありません。年間では2,153.7時間です。
冬のほうが日照が多いのです。 1月の213.1時間は、9月の134.9時間の1.5倍以上あります。
年間2,153.7時間は全国でも多い部類です。塗膜を壊すのは紫外線なので、屋根は全面に日が当たる分、外壁より早く傷みます。
2024年は猛暑日36日で観測史上1位でした
暑さも記録を更新しています。
前橋地方気象台の気象年報によると、2024年は年平均気温16.9度で観測史上1位。日最高気温35度以上の日が36日で、これも観測史上1位でした。
統計は1896年からです。
7月29日には39.2度を記録しています。
気温が39度を超えるとき、濃い色の屋根の表面は75度前後になります。 そして夜には20度台まで下がります。塗膜はこの伸び縮みで疲労します。
2014年2月の大雪を忘れないでください
吉岡町で屋根の話をするなら、ここは外せません。
前橋で73センチ積もりました
2014年2月14日から15日にかけて、関東に記録的な大雪が降りました。
前橋地方気象台の気象速報の原文です。
「月最深積雪が 73 センチと統計開始以来の記録を更新した」
| 地点 | 2014年2月15日の最深積雪 |
|---|---|
| 藤原 | 165センチ |
| 草津 | 148センチ |
| みなかみ | 138センチ |
| 前橋 | 73センチ |
平年の最深積雪は11センチです
比べてみてください。
前橋の最深積雪の平年値は11センチ、年間の降雪量の合計でも19センチです。
平年11センチの土地に、73センチ積もりました。6倍以上です。
雪の重さは、新雪で1立方メートルあたりおよそ50キロから150キロ、しまった雪なら300キロを超えます。73センチの雪が屋根に乗れば、1平方メートルあたり100キロを軽く超える荷重になります。
吉岡町のような平野部の家は、雪が降らない前提で建っているわけではありませんが、豪雪地帯ほどの余裕はありません。
雪止めと雨どいを見てください
大雪のあとに多い相談が2つあります。
| 症状 | 原因 |
|---|---|
| 雨どいがたわんでいる | 雪の重みで金具が曲がった |
| 雨どいが外れている | 落雪で持っていかれた |
| 棟板金が浮いている | 雪の移動で押された |
| 雪止めが曲がっている | 想定以上の荷重 |
雨どいは雪に弱い部材です。 塩化ビニールでできていて、冷えると硬くなり、そこに雪が乗ると割れます。
屋根を塗るときは、雨どいの状態も一緒に見てもらってください。足場があるうちに交換すれば、足場代が1回で済みます。
雪止めがない家で、玄関や駐車場の上に雪が落ちているなら、同じ足場で雪止めを付けてしまうのが合理的です。
よくあるご質問
本当に吉岡町に補助金はないのですか
ありません。
町の「住まい」のページ9件、申請書ダウンロードの住宅カテゴリ、産業観光課と建設課の部門ページ、そして群馬県の移住ポータルの吉岡町のページ。すべて確認して、住宅リフォームの補助は見つかりませんでした。
耐震改修補助についても、群馬県が公開している実施26市町のリストに吉岡町は入っていません。
制度は年度ごとに変わります。気になる方は建設課(0279-26-2278)か産業観光課(0279-26-2280)に電話で確認してください。
検索に出てくる住宅リフォーム促進事業補助金は使えませんか
使えません。
吉岡町の公式サイトのアドレスが変わったため、古いアドレスのページが検索結果に残っています。現在の町のサイトにこのページは存在せず、申請書の様式もありません。
読めるページがあることと、制度が生きていることは別です。
遮熱塗料を塗れば固定資産税が安くなりますか
なりません。
吉岡町の省エネ改修による固定資産税の減額には、窓の断熱改修が必須という条件が付いています。内窓や複層ガラスの工事が入っていなければ、屋根をいくら遮熱塗料で塗っても対象になりません。
制度のページに「屋根」という語は出てきません。
国の補助金なら屋根塗装に使えますか
一般的な屋根塗装には使えません。
国の住宅省エネ関連の事業は、窓の断熱改修や高効率給湯器などが中心です。塗装については、外皮全体の断熱性能を一定基準まで引き上げる改修の一部として組み込む形が想定されていて、屋根を塗っただけでは要件を満たしません。
「遮熱塗料で最大100万円」といった書き方のサイトは、条件を読み込むとほぼ当てはまりません。
まとめ
吉岡町の制度をおさらい
| 制度 | 屋根塗装に使えるか | 状況 |
|---|---|---|
| 住宅リフォーム促進事業補助金 | 廃止済み。検索に残っているだけ | — |
| 木造住宅耐震改修補助 | 吉岡町は実施していません | — |
| 木造住宅耐震診断者派遣 | 診断のみ。工事費は出ません | 令和9年1月29日まで |
| ブロック塀等除却補助金 | 使えません | 12月28日まで |
| 老朽危険空家除却支援 | 解体のみ | 11月30日まで |
| 住宅用太陽光発電等補助 | 使えません | 予算に達するまで |
| 固定資産税の省エネ減額 | 窓が必須のため使えません | — |
吉岡町で押さえる3つのこと
1つ目は、検索に出る制度がもう存在しないことです。 町のサイトのアドレスが変わり、廃止されたページが残っています。10パーセント・上限10万円という数字は過去のもので、今は1円も出ません。
2つ目は、耐震改修補助が吉岡町にないことです。 県が公開する実施26市町に、隣の前橋市も渋川市も榛東村も入っていますが、吉岡町は入っていません。瓦屋根の軽量化に補助が出る、という話は当てはまりません。
3つ目は、面積を自分で検算することです。 補助金がないぶん、工事費そのものが妥当かどうかが勝負です。1階の床面積に勾配係数を掛ければ概算が出ます。
見積書の数量と桁が合っているかを見てください。
まずは屋根を見せてください
屋根は、家の中でただ1つ、持ち主の目が届かない場所です。
スレートが割れていないか。棟板金の釘が抜けていないか。
2014年のような雪のあとで雨どいがたわんでいないか。そもそも塗る必要がある屋根材なのか。
どれも地面からは分かりません。 「屋根はまだ大丈夫だと思う」とおっしゃっていたお宅で、上がったら棟板金の釘が半分抜けていたことがあります。逆に、心配しておられたお宅が和瓦で、塗る工事そのものが不要だったこともあります。
補助金がない町だからこそ、金額が妥当かどうかが大事になります。だから、うちは数量と単価を書いた見積書をお出しします。
比べていただいて構いません。
うちに営業はいません。訪ねるのは塗る本人です。
その場で判子をくださいとは言いません。
はしごで上がって写真を撮り、戻ってから画面に出してご説明します。「あと数年は平気ですよ」とだけ言って帰る日もあります。
あるものをあると言い、ないものをないと言うだけの仕事です。
片岡町が拠点ですので、吉岡町へも伺います。見に行くことと見積りを出すことに、費用は発生しません。
屋根を見るところから始めさせてください。あとのことは、それから考えれば十分です。