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【最大20万】太田市の外壁塗装に使える補助金を分かりやすく解説!

「太田市で外壁塗装をするなら、市の補助金は使えるのかな?」
「使えるとしたら、いくら戻ってくるんだろう?」

そう思って調べている方に、先にお答えします。

太田市で外壁塗装に使える補助金はあります。

制度名は「太田市住宅リフォーム支援事業補助金」です。補助率は工事費の30パーセント、上限20万円。群馬県内でもかなり高い水準です。

ただ、この記事を読んでいる方に、もう一つお伝えしなければならないことがあります。

令和8年度の受付は、すでに終わっています。 4月21日に始まって、1か月ほどで予算に達しました。次に使えるのは令和9年度です。

だから今日お伝えするのは、二つのことです。ひとつは制度の中身と申請の手順。もうひとつは、来年度の受付に間に合わせるために、今から何をしておくかです。この制度は先着順で1か月もちません。受付開始を待ってから業者を探しはじめると、ほぼ確実に外れます。

書いているのは、高崎市片岡町を拠点に、太田市もまわって塗装をしているヤマトリフォームの登丸です。二代目の塗装職人です。

太田市で外壁塗装に使える補助金の中身

まず、制度の全体像を押さえておきます。

補助率30パーセント・上限20万円

太田市住宅リフォーム支援事業補助金は、市内に住宅を所有している方が、市に登録された業者を使ってリフォーム工事をするときに、その費用の一部を補助する制度です。

項目内容
補助率工事費の30パーセント(千円未満切捨)
上限20万円
対象工事費税込10万円以上
窓口まちづくり推進課 空家対策係
電話0276-47-1955

補助率30パーセントは、群馬県内の同種の制度では上位です。多くの自治体は10パーセントから20パーセント、少ないところは5パーセントです。太田市は、使えれば戻ってくる額が大きい制度だと言えます。

外壁塗装も屋根塗装も対象になります

この制度の対象工事は、水まわりや内装を含む住宅リフォーム全般です。そのなかに、屋根・外壁・内装の塗装改修が対象工事の例として挙げられています。

対象工事の例として挙げられているのは、屋根・外壁・内装の塗装改修、台所や浴室やトイレなどの水まわり改修、床や壁や天井の内装工事、建具や窓の交換、屋根のふき替えや外壁の張り替えなどです。

外壁塗装は「ついでに認められるかもしれない工事」ではなく、はっきり対象として示されている工事です。ここで迷う必要はありません。

受け取るのは現金ではなくデジタル金券です

この制度でいちばん見落とされやすいのが、交付の方法です。

補助金は現金ではなく、太田市デジタル金券「OTACO(オタコ)」で交付されます。 原則としてスマートフォンのアプリに入ります。スマートフォンをお持ちでない場合は、磁気カードでの対応になります。

これが何を意味するかというと、工事代金から20万円が差し引かれるわけではないということです。工事が終わって完了報告を出し、それから金券で交付されます。

つまり、見積書に書かれた金額は、いったん全額ご自分で用意する必要があります。「20万円引いてもらえるから手持ちはこれだけで足りる」という計算は成り立ちません。資金の段取りを考えるときは、ここを間違えないでください。

いくら戻ってくるのか|工事費別の早見表

次に、金額の話をします。

工事費別の早見表

補助額は工事費の30パーセントです。千円未満は切り捨てになります。

工事費補助額(30パーセント)
10万円3万円
20万円6万円
30万円9万円
50万円15万円
60万円18万円
67万円20万円(上限)
100万円20万円(上限)
150万円20万円(上限)

上限の20万円に達するのは、工事費がおよそ67万円を超えたときです。

外壁塗装なら、ほとんどの場合で上限に届きます

一般的な30坪前後の住宅で、外壁塗装だけを行った場合の工事費は、おおよそ80万円から120万円です。足場を組み、高圧洗浄をして、下塗り・中塗り・上塗りと三回塗る。この工程を踏むと、この程度の金額になります。

つまり、外壁塗装は単独でも上限の20万円に届くということです。

工事の内容おおよその工事費補助額
外壁塗装のみ80万〜120万円20万円(上限)
屋根塗装のみ40万〜70万円12万〜20万円
外壁+屋根100万〜160万円20万円(上限)

補助率が高い制度ですが、上限が20万円なので、工事費が67万円を超えたところで頭打ちになります。「外壁と屋根を一緒にやれば補助金も倍になる」ということはありません。

ただし、外壁と屋根を一緒にやる意味は、補助金とは別のところにあります。これは後ほど詳しくお伝えします。

税込か税抜か、迷ったら窓口で確認してください

市が示している対象工事費の下限は「税込10万円以上」です。

一方で、補助額を計算するときの基礎になる金額が税込なのか税抜なのかは、申請の前に窓口で確認しておくと確実です。工事費が67万円前後で上限に届くかどうか微妙な場合、ここで数万円変わることがあります。

まちづくり推進課(0276-47-1955)に電話で聞けば、その場で答えてもらえます。

令和8年度の受付はすでに終わっています

ここが、この記事でいちばん大事な部分です。

4月21日に始まって、1か月で終わりました

令和8年度の受付期間は、令和8年4月21日から令和9年1月29日までとされていました。期間だけ見れば、9か月以上あります。

ところが、市のホームページには「予算に達したため、令和8年度の受付は終了しました」と記載されています。この表示に切り替わったのは5月中旬です。

つまり、9か月の受付期間が用意されていたのに、実際には1か月ほどで枠が埋まったということです。予定では令和9年1月29日まで受け付けるはずだった制度が、5月中旬には閉まっていたことになります。

補助率30パーセント・上限20万円という条件は、市民にとって魅力的です。だから競争になります。

次に使えるのは令和9年度です

令和9年度に同じ制度が実施される前提で考えると、受付開始は4月中旬から下旬になる見込みです。令和8年度が4月21日開始でしたから、その前後と考えておくのが現実的です。

ただし、年度ごとに予算額も要件も変わる可能性があります。制度そのものが見直されることもあります。令和9年度の詳細は、来年の春に市のホームページで公表されます。

「受付開始を待ってから業者を探す」と間に合いません

ここが落とし穴です。

申請には見積書が必要です。見積書をもらうには、業者に家を見てもらい、面積を測ってもらい、工事の内容を決める必要があります。相見積もりを取るなら、複数の業者でこれをやります。

工程かかる期間の目安
業者に連絡して日程を決める数日〜1週間
現地調査1〜2時間(当日)
見積書の作成3日〜1週間
相見積もりで2〜3社比べる2週間〜1か月
業者を決めて申請書類をそろえる1週間

全部足すと、1か月から2か月かかります。

受付開始を知ってから動き出すと、見積書ができたころには枠が埋まっています。令和8年度に外れた方の多くが、ここでつまずいています。

逆に言えば、冬のうちに業者を決めて見積書を持っている方は、受付開始の初日に申請できます。 これが先着順の制度で勝つ唯一の方法です。

あなたは対象になるか|七つの条件

制度の対象になるかどうかを、順番に確認していきます。

建物についての条件

建物の側に求められるのは三つです。太田市内にある住宅であること。建築後10年以上経過していること。そして、住宅用火災警報器が設置されている、または工事完了までに設置することです。

築10年以上という条件は、外壁塗装を考えている方にとってはほぼ問題になりません。塗り替えの目安が10年前後なので、検討している時点でこの条件は満たしているはずです。

見落とされやすいのは住宅用火災警報器です。設置場所は、すべての寝室と、寝室が2階以上にある場合の階段の踊り場です。設置していない場合は工事完了までに付ければ大丈夫ですが、申請の段階で「付けていない」と気づくと慌てます。先に確認しておいてください。

申請する人についての条件

条件内容
所有その住宅を所有している
居住申請日の前日時点で2年以上継続して住んでいる
市税所有者と世帯全員に市税等の滞納がない
過去の受給過去5年度(申請年度を含まず)に同じ補助金を受けていない

「2年以上継続して住んでいる」という条件は、転入してすぐの方には使えないという意味です。太田市に引っ越してきて1年目の方は、来年まで待つ必要があります。

市税の滞納は、世帯全員が対象です。ご自身に滞納がなくても、同居のご家族に未納があると通りません。心配な方は、申請の前に収税課で確認しておいてください。

工事と業者についての条件

工事の側の条件は四つです。工事費が税込10万円以上であること。市に登録している業者による施工であること。交付決定前に着工していないこと。そして、同一箇所の工事で市の他の補助金に申請していないことです。

施工業者の条件は、はっきりしています。登録業者になれるのは、市内に本店を有する法人、または市内に事業所を置く個人事業者です。市のホームページに登録業者の一覧がPDFで公開されています。五十音順と行政地区順の二種類があるので、お住まいの地区から探すこともできます。

この制度を使うなら、その一覧に載っている業者から選ぶことになります。

来年度まで待てる家と、待てない家

ここまで読んで、こう思われた方が多いと思います。

「じゃあ、来年の春まで待ったほうがいいのか」

答えは、家の状態によって変わります。待ったほうがいい家もあれば、待つと高くなる家もあります。

来年まで待っても大丈夫な劣化

次のような状態なら、半年ほど先に延ばしても大きな問題にはなりません。

壁を手でさわると白い粉がつく(チョーキング)。日当たりのいい面だけ色が薄くなっている。新築時のツヤがなくなっている。雨筋の黒い汚れが出ている。このあたりまでなら、半年先に延ばしても大きな問題にはなりません。

これらは塗膜の表面が寿命を迎えたサインです。防水の性能は落ちていますが、まだ下地(壁そのもの)には水が回っていません。

この段階なら、半年待って補助金を使ったほうが得です。20万円は大きな金額です。

待つと高くなる劣化

一方、次のような状態だと、半年のあいだに工事の内容が変わってしまうことがあります。

症状待つことで起きること
幅0.3ミリ以上のひび割れ雨水が入り、内部の木部が傷む
シーリングの切れ・剥離サッシまわりから雨水が侵入する
塗膜の剥がれ・浮き下地が露出して傷みが広がる
鉄部の錆錆が進行し、ケレンの手間と費用が増える
屋根の棟板金の浮き冬の空っ風で飛ぶおそれがある

ひび割れから水が入って下地が傷むと、塗装だけでは済まなくなります。板金の補修や木部の交換が必要になり、20万円の補助金では埋まらないほど工事費が上がることがあります。

太田市は冬に赤城おろしの強い風が吹きます。棟板金が浮いている状態で冬を越すのは、おすすめできません。

判断がつかないときは、見てもらってください

ここが難しいところです。

チョーキングなのか塗膜の剥がれなのか、ひび割れが0.3ミリより広いのか狭いのか、素人の目で見分けるのは簡単ではありません。地上から見える範囲と、足場に上がって見える範囲は、まったく違います。

「半年待てるかどうか」は、家を見ないと判断できません。

逆に言えば、見てもらえば判断できます。待てるなら来年度の申請に向けて準備すればいい。待てないなら、補助金とは別の方法で総額を下げる。どちらにしても、まず状態を知ることが先です。

補助金を待たずに総額を下げる方法

「待てない」と分かった場合、あるいは条件に当てはまらなかった場合の話をします。

補助金が使えなくても、工事の総額を下げる方法はあります。しかも、補助金の20万円より大きく効くものがあります。

外壁と屋根をまとめて足場代を一回にする

外壁塗装の見積書には、必ず足場代が入っています。金額は15万円から25万円です。

この足場代は、外壁のときと屋根のときで、別々に請求されます。外壁を塗った3年後に屋根を塗ると、足場代をもう一度払うことになります。

外壁と屋根を同時にやれば足場代は1回分、15万円から25万円で済みます。別々にやると2回分、30万円から50万円かかります。

まとめてやるだけで、15万円から25万円変わります。補助金の20万円と同じくらいの金額です。

屋根の状態がまだ良くて、あと何年かもつようなら、無理にまとめる必要はありません。ただ、屋根も外壁も同じ時期に建てられて同じ年数の雨風を受けているので、だいたい同じ時期に寿命が来ます。見てもらうときに、屋根も一緒に見てもらってください。

相見積もりを2社から3社取る

同じ家の同じ工事でも、業者によって見積額は変わります。30万円から50万円違うことも珍しくありません。

ただ、ここで気をつけていただきたいことがあります。金額だけを並べて安いほうを選ぶと、失敗します。

比べるべきなのは、次の点です。

比べる項目見るところ
塗る回数下塗り・中塗り・上塗りの三回が入っているか
塗料の商品名「シリコン塗料」ではなく具体的な商品名が書いてあるか
使用量何缶使うかが書いてあるか
下地処理ケレン、シーリングの打ち替えが別項目になっているか
面積塗装面積が明記されているか

「外壁塗装工事 一式 80万円」としか書いていない見積書は、比べることができません。何をどれだけやるのかが書いていないからです。

中間マージンのない業者に頼む

外壁塗装の工事は、ハウスメーカーやリフォーム会社が受けて、実際の施工は下請けの塗装業者がやるという形が多くあります。

このとき、受けた会社の利益が工事費に乗ります。実際に塗る職人に渡る金額は、お客様が払った金額の6割から7割ということもあります。

ハウスメーカーやリフォーム会社を経由すると、工事費の20パーセントから40パーセントが中間マージンとして乗ります。塗装業者に直接頼めば、ここはかかりません。

同じ職人が同じ塗料で同じ工程をやっても、頼む先によって金額が変わるのは、この部分です。

塗料を「あと何年住むか」から選ぶ

塗料にはグレードがあり、耐用年数が違います。

塗料の種類耐用年数30坪の目安
ウレタン8〜10年60万〜80万円
シリコン10〜15年70万〜100万円
ラジカル制御型12〜16年80万〜110万円
フッ素15〜20年100万〜140万円

高いほうが長持ちしますが、「長持ちするから得」とは言い切れません。

判断の基準は、あと何年その家に住むかです。

20年以上住む予定なら、フッ素を一回塗るほうが、シリコンを二回塗るより安く済みます。足場代が一回分で済むからです。逆に、10年後に建て替えや住み替えを考えているなら、フッ素を塗る意味は薄いです。

この話は、業者から持ち出されることが少ないところです。聞いてみてください。

令和9年度に向けて、今から準備すること

来年度の申請を狙うなら、やっておくことが四つあります。

冬のうちに業者を決めて見積書を用意する

繰り返しになりますが、これがいちばん大事です。

時期やること
10月〜12月業者に連絡して現地調査を受ける
12月〜1月相見積もりを比べて業者を決める
1月〜3月見積書を確定させ、申請書類をそろえる
4月中旬市のホームページで受付開始日を確認
受付初日窓口に申請

秋から冬にかけては、塗装業者の繁忙期を過ぎた時期です。現地調査の日程も取りやすく、落ち着いて話を聞けます。春になってから動き出すと、業者も忙しく、日程が先になります。

住宅用火災警報器を先に設置する

工事完了までに設置すれば条件は満たせますが、先に付けておいたほうが安心です。

設置が必要なのは、すべての寝室と、寝室が2階以上にある場合の階段の踊り場です。家電量販店やホームセンターで一台2000円から5000円程度で買えます。自分で取り付けられます。

市税の滞納と名義を確認する

市税等の滞納がないことは、世帯全員にかかる条件です。心配な方は、収税課で納税証明を取ってみてください。

もうひとつ、名義です。相続で家を引き継いだものの、登記の名義がまだお父様のままになっている、という例があります。この場合、名義変更を済ませてからでないと申請できません。法務局での手続きには時間がかかります。思い当たる方は、早めに動いてください。

毎年ここで外れる人がいます

令和8年度に申請できなかった方、申請したけれど通らなかった方には、共通する原因があります。

つまずいた原因対策
受付開始を知ってから業者を探し始めた冬のうちに見積書を用意する
選んだ業者が登録業者ではなかった市の登録業者一覧で先に確認する
交付決定を待たずに着工した決定通知が届くまで絶対に着工しない
火災警報器が付いていなかった申請前に設置する
世帯の誰かに市税の滞納があった申請前に収税課で確認する

このうち、取り返しがつかないのは交付決定前の着工です。市は「補助金の交付決定前の工事着工は、当事業の対象となりません」と明記しています。一度着工してしまうと、あとから申請しても一円も出ません。

業者に「早く始めたほうがいいですよ」と言われても、決定通知が届くまでは着工しないでください。 ここは譲らないでください。

申請から補助金交付までの流れ

実際の手続きを、順番に見ていきます。

申請から着工まで

段階やること
1市の登録業者一覧から業者を選ぶ
2現地調査を受け、見積書をもらう
3交付申請書と添付書類をまちづくり推進課に提出
4市の審査
5交付決定通知を受け取る
6ここから着工

申請の窓口はまちづくり推進課(0276-47-1955)です。建築指導課ではありません。耐震改修は建築指導課、リフォーム補助金はまちづくり推進課です。間違えると一日無駄になります。

工事完了から交付まで

工事が終わったら、完了報告を出します。

提出期限は、工事完了日の翌日から15日以内、または2月末日のいずれか早い日です。

ここは注意が必要です。2月に工事が終わった場合、「完了日の翌日から15日以内」と「2月末日」のうち早いほうが期限になります。2月25日に工事が完了したら、期限は3月12日ではなく2月末日です。わずか3日しかありません。

年度末ぎりぎりの工期は、避けてください。

OTACOの受け取り方

完了報告が受理されると、補助金が交付されます。

受け取り方は原則としてスマートフォンのアプリです。スマートフォンをお持ちでない場合は、磁気カードでの対応になります。

スマートフォンをお持ちでない方も受け取れますので、そこは心配しないでください。申請のときに窓口で伝えてください。

他の補助金との重複に注意

対象になるのは「同一箇所の工事で、市の他の補助金に申請していない工事」です。

たとえば耐震改修補助金を使って外壁を触る工事をする場合、同じ箇所をリフォーム補助金でも申請する、という使い方はできません。どちらを使うかを選ぶことになります。

他に使える制度と、使えない制度

太田市にある他の制度についても触れておきます。

木造住宅耐震改修補助金

こちらは、今年度の受付がまだ開いています。

項目内容
対象住宅昭和56年5月31日以前に着工した木造住宅
条件耐震診断で上部構造評点が1.0未満
耐震改修費用の80パーセント・上限80万円
耐震シェルター費用の50パーセント・上限60万円
受付期間令和8年4月16日〜10月30日
窓口建築指導課 0276-47-1871

補助率80パーセント・上限80万円は、かなり大きな制度です。

ただし、これは耐震性能を上げるための制度です。外壁塗装そのものがこの枠で出るわけではありません。耐震改修にあわせて外壁を触る場合の取り扱いは、建築指導課に確認してください。

昭和56年以前に建てられた木造住宅にお住まいで、耐震改修を考えていた方は、受付が10月30日までです。 残りの期間が短いので、早めに建築指導課へご連絡ください。

空家等除却補助事業補助金は解体の制度です

太田市には空家等除却補助事業補助金もありますが、これは空き家を解体するための制度です。塗装には使えません。

「空き家の補助金が使える」と書いているサイトを見かけることがありますが、太田市の空き家向け制度は除却(解体)が対象です。改修に使えるものではありません。

ネットで見かける国の制度について

「太田市 外壁塗装 補助金」で検索すると、国の制度を市の制度のように紹介しているページが出てきます。

国の住宅省エネ関連の事業は、断熱改修や高断熱窓の設置、高効率給湯器の導入などを対象としています。一般的な外壁塗装はこれらの対象外です。 遮熱塗料を塗ったとしても、この事業の対象にはなりません。

太田市で外壁塗装に使える制度は、住宅リフォーム支援事業補助金です。ここに絞って考えてください。

太田の気候と、塗り替えどきの見極め方

太田市の家が、どういう環境で傷んでいくかの話をします。

冬の空っ風と砂塵

太田市は群馬県の南東部にあり、冬は北西から赤城おろしが吹き下ろします。

この風が運ぶのは、空気だけではありません。砂やほこりが混じっています。これが外壁に当たり続けると、塗膜の表面が少しずつ削られていきます。

方角傷みやすさの傾向
北面・北西面風と砂塵を受けて塗膜が削られる。苔・藻も出やすい
南面・西面紫外線で色あせ、チョーキングが早い
東面比較的傷みが遅い

同じ家でも、面によって傷み方が違います。北西の面だけ塗膜が薄くなっている家を、太田市ではよく見ます。

また、強い風は屋根の板金にも効きます。棟板金を留めている釘が風で少しずつ抜けてくると、板金が浮きます。浮いた状態で冬を越すと、飛ぶことがあります。

夏の高温と紫外線

太田市は、館林市や伊勢崎市と並んで、夏の気温が高い地域です。

気温が高いと、外壁の表面温度はさらに上がります。黒や濃い色の壁では、真夏の日中に60度を超えることがあります。この温度変化が、塗膜を膨張と収縮で痛めつけます。

紫外線も加わります。南面と西面の色あせが早いのは、この二つが重なるからです。

幹線道路の近くや工業地帯に近い場所では、排気ガスによる汚れも乗ります。白や淡い色の外壁で、黒ずみが目立ちやすいのはこのためです。

塗り替えどきのサイン

ご自分でできる確認を挙げておきます。

確認方法判断
壁を手でさわる白い粉が手につく(チョーキング)→ 塗り替えどき
ひび割れを見る髪の毛程度なら様子見、はがきが入る幅なら早めに
シーリングを見るサッシまわりのゴムが切れている・硬くなっている → 要対応
水をかける水が玉にならずしみ込む → 防水性能が落ちている
屋根を下から見る棟の板金が浮いている・釘が出ている → 要対応

チョーキングが出ていたら、塗り替えを考える時期です。ただし、すぐに工事をしなければならないという意味ではありません。半年や一年は待てます。

待てないのは、シーリングが切れている場合と、板金が浮いている場合です。ここは雨水と風が直接入ってくるところなので、放っておくと工事の範囲が広がります。

よくあるご質問

令和9年度は必ず実施されますか

市から令和9年度の実施について正式な発表が出ているわけではありません。毎年度実施されてきた制度ですが、予算額や要件が変わる可能性はあります。

来年の4月に入ったら、市のホームページを確認してください。「太田市 住宅リフォーム補助金」で検索すれば、まちづくり推進課のページが出てきます。

市外の業者に頼むと補助金は出ませんか

この制度の登録業者になれるのは、市内に本店を有する法人、または市内に事業所を置く個人事業者です。補助金を使う場合は、市の登録業者一覧に載っている業者から選ぶことになります。

一覧は市のホームページで公開されています。五十音順と行政地区順の二種類があるので、見やすいほうで探してください。

相見積もりは何社取ればいいですか

2社から3社です。

1社だけだと、その金額が高いのか安いのか判断できません。一方で5社以上になると、比べる作業そのものが負担になり、どれも同じように見えてきます。

2社でも3社でも、同じ条件で見積もってもらうことが大事です。「外壁だけ」か「外壁と屋根」か、塗料のグレードをどうするか。この前提を揃えておかないと、金額を比べる意味がなくなります。

補助金を使わない場合、見積もりだけでもお願いできますか

もちろんです。

補助金が使えるかどうかに関係なく、まず家の状態を知ることが先です。見てみたら「あと3年は大丈夫です」ということもあります。その場合は、来年度の申請に向けて準備をする余裕ができます。

まとめ

制度の内容をおさらい

項目内容
制度名太田市住宅リフォーム支援事業補助金
補助率工事費の30パーセント
上限20万円
対象工事費税込10万円以上
外壁塗装対象(屋根・外壁の塗装改修が対象工事の例)
交付方法デジタル金券OTACO
施工業者市の登録業者
令和8年度予算到達により受付終了
窓口まちづくり推進課 0276-47-1955

今年度に間に合わなかった方がやること

令和8年度の枠は埋まりました。次は令和9年度、4月中旬から下旬の受付開始見込みです。

やることは順番に決まっています。まず家の状態を見てもらって、半年待てるかを判断する。秋から冬のあいだに相見積もりを取って業者を決める。年明けから3月までに見積書を確定させ、火災警報器と市税を確認しておく。4月に入ったら市のホームページで受付開始日を確認し、初日に申請する。

先着順で1か月もたない制度です。春になってから動くと間に合いません。

まずは、半年待てるかどうかを知ってください

来年度まで待って20万円を受け取るほうがいいのか、待たずに今やったほうがいいのか。これは家の状態で変わります。

チョーキングや色あせだけなら、待てます。シーリングが切れていたり、板金が浮いていたり、ひび割れから水が入っていたりすると、半年のあいだに工事の範囲が広がって、20万円では埋まらないほど費用が上がることがあります。

この判断は、家を見ないとできません。

とはいえ、業者に連絡するのは気が重いと思います。一度呼んだら断りづらくなるんじゃないか。まだ何も決めていないのに話が進んでしまうんじゃないか。そう身構えてしまうのは、当然のことです。

うちには営業マンが一人もいません。伺うのは、実際に塗る職人です。その場で契約を迫ることはありません。

診断して、「来年の春まで待てますよ」とお伝えして帰ることもあります。「まだ塗らなくて大丈夫です」とお伝えすることもあります。それで構いません。見てみないと分からないことを、見て、お伝えするのが仕事です。

外壁診断もお見積りも無料です。

まずは、家を見せてください。判断は、そのあとで大丈夫です。

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