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【3分で分かる】玉村町の外壁塗装補助金は最大60万円もらえるので解説!

「玉村町で外壁塗装をするとき、使える補助金はないのかな…?」

そう思って調べている方に、先にお答えします。

玉村町で外壁塗装に使える補助金はあります。

制度名は「玉村町空き家リフォーム補助金」です。

補助額は工事費の2分の1。上限は80万円です。

この80万円という上限は、群馬県内の自治体の制度としては最上位クラスです。高崎市の住環境改善助成事業が上限20万円、藤岡市の空き家リフォーム補助金が最大60万円ですから、頭一つ抜けています。

ただ、先に正直にお伝えしておくことが二つあります。

一つは、対象が空き家バンクを利用して空き家を取得した方に限られること。 昔から玉村町にお住まいの方が使える、一般的なリフォーム助成は、今年度は実施されていません。

もう一つは、予算がなくなり次第終了すること。 令和8年5月1日から受付が始まっていて、期限は「予算に到達次第」とされています。

申し遅れました。高崎を拠点に、玉村町を含む群馬県内をまわって塗装をしている、ヤマトリフォームの登丸と申します。塗装職人の家に生まれ、二代目として二十年以上ハケを握ってきました。

この記事では、制度の中身、金額の計算、対象になる人と住宅の条件、申請の流れをお伝えします。

そして、昨年度まであった別の制度がどうなったのか、対象外の方はどうすればいいのかまで、正直に書きます。

読み終わるころには、自分が使えるのかどうか、使えるなら何から始めればいいのかが、はっきり分かるはずです。

玉村町で外壁塗装に使える補助金の正体

まず、この制度がどういう性格のものかを押さえておきます。ここが分かると、条件の一つひとつが「なぜそうなっているのか」まで腑に落ちます。

空き家バンクの物件を動かすための制度

玉村町空き家リフォーム補助金は、空き家バンクに登録された空き家を購入または賃借した方が行うリフォーム工事に対して、費用の一部を補助する制度です。

町が掲げている目的は、空き家の有効活用と流通を促進し、地域の活性化を図ることです。

つまり「住まいの支援」というより「空き家対策」なんです。

この目的を知っておくと、後で出てくる「空き家バンクに登録されている住宅であること」「工事後2年以上使用すること」といった条件が、腑に落ちると思います。町としては、登録された物件に人が入って、住み続けてもらうことが狙いなわけです。

外壁塗装は対象工事に入っている

補助金を調べるとき、多くの方が最初に不安になるのが「自分がやりたい工事は本当に対象なのか」という点です。

玉村町は、補助対象工事をこう定めています。

住居、店舗または地域における社会貢献活動の場所としての機能や性能の維持・向上のための修繕、模様替え、設備改善等の工事

外壁塗装は、まさに住宅の機能を維持するための修繕です。ここに含まれます。

「遮熱塗料でなければダメ」といった性能条件も付いていません。

条件は、工事費用の総額(消費税および地方消費税を含む)が20万円以上であること。一般的な外壁塗装であれば、まず問題なくクリアできる金額です。

なお、町は補助対象工事一覧と補助対象外工事一覧をPDFで公開しています。個別の工事が対象になるかどうかは、この一覧で確認できます。

事前相談が推奨されています

町の案内には、注意事項としてこう書かれています。

補助金の対象になるか、事前にご相談ください。

これは形式的な文言ではなく、実際に使ったほうがいい仕組みだと思います。

工事の内容によっては、対象になる部分とならない部分が混ざります。たとえば外壁塗装と一緒に外構も直したい、という場合です。

申請してから「この部分は対象外です」と言われるより、見積りを作る前に相談したほうが、全体の段取りが楽になります。

相談先は、役場2階の都市建設課です。

補助額は工事費の2分の1・上限80万円

金額の話をします。ここが、玉村町の制度の一番の強みです。

群馬県内でもトップクラスの水準

補助金の額は、補助対象工事費の2分の1。上限は80万円です。1,000円未満の端数は切り捨てになります。

近隣の自治体と比べてみます。

自治体制度補助率と上限
玉村町空き家リフォーム補助金2分の1・上限80万円
藤岡市空き家リフォーム補助金2分の1・最大60万円
高崎市住環境改善助成事業30パーセント・上限20万円
安中市住宅省エネ改修補助金20パーセント・上限10万円

補助率2分の1という水準で、しかも上限が80万円。この組み合わせは、群馬県内ではなかなかありません。

条件に当てはまる方にとっては、使わない理由がない制度だと思います。

工事費別の早見表

補助率が2分の1なので、計算はシンプルです。

対象工事費(税込)補助額
20万円10万円
50万円25万円
100万円50万円
150万円75万円
160万円80万円(上限に到達)
200万円80万円(上限)

一般的な戸建ての外壁塗装は、外壁のみで50万円から150万円、外壁と屋根をまとめると100万円前後が相場です。

つまり、外壁塗装だけなら上限には届きません。 100万円の工事で50万円の補助、という計算になります。

それでも50万円です。十分すぎる額だと思います。

上限160万円分まで使えるという意味

見方を変えると、この制度は工事費160万円まで、半額が補助されるということです。

空き家を買った直後は、直したいところがたくさん出てきます。水回り、内装、給湯器、そして外壁。

一度きりの制度なので、どの工事に使うかを選ぶ必要がありますが、上限が高いぶん、まとめて申請できる余地が大きい。

外壁塗装と水回りを同じタイミングでやれば、合計160万円まで半額になる計算です。

私が現場で見ていて思うのは、中古住宅を買った方ほど、工事を分散させてしまうということです。まず内装、落ち着いたら外壁、という具合に。

気持ちは分かるんですが、この制度は一度きりです。上限が80万円と高いので、まとめたほうが得になる可能性が高い。工事の順番は、申請前に一度整理してみてください。

あなたは対象になるか|人と空き家の条件

金額の次は、自分が申請できるかどうかです。この制度は条件が細かいので、一つずつ確認していきます。

対象になるのは空き家バンク経由で取得した方

対象になるのは、次のいずれかに当てはまる方です。

①空き家バンクを利用して、登録された空き家を購入または2年以上の賃貸借契約を締結し、リフォーム工事実施後、本人が2年以上、住居または店舗として使用する個人

②同じ条件で、地域における社会貢献活動の場所として使用する地域自主組織またはNPO法人

ポイントは「空き家バンクを利用して」という部分です。

町の空き家バンクに登録されている物件を、その仕組みを通じて取得したことが前提になります。一般の不動産市場で買った中古住宅は、対象になりません。

賃貸でも使えるのが、この制度の特徴です。2年以上の賃貸借契約であれば、借りている方でも申請できます。ただし賃借の場合は、所有者の同意を得ている工事であることが必要です。

親族間の取引は対象外です

見落とされやすい条件があります。

配偶者もしくは3親等以内の親族間の購入または賃借は、対象となりません。

つまり、親や兄弟から買った、譲り受けた、借りた。こうした場合は対象外です。

空き家の流通を促すのが目的の制度なので、身内での移転は「流通」とみなされない、ということだと思います。

五つの要件をすべて満たす必要があります

上の①②に加えて、次の五つをすべて満たす必要があります。

要件内容
空き家の購入日または賃貸借契約日から1年を経過していないこと
本人およびその属する世帯の全員が、町税等を滞納していないこと
過去にこの補助金を受けていないこと
申請工事の内容について他の補助事業と重複して受けていないこと
暴力団員または暴力団員と密接な関係者でないこと

アの「1年以内」が、時間の縛りになっています。

空き家を買って、住み始めて何年も経ってから思い立った、という場合は対象外です。

ウの「過去にこの補助金を受けていないこと」から分かるとおり、一度きりの制度です。

エの「他の補助事業と重複していない」も重要です。同じ工事で、町の他の制度や国の制度と二重に受け取ることはできません。

補助対象になる工事と業者の条件

制度の対象になる工事にも、細かい条件があります。ここを外すと、他がすべて揃っていても補助が受けられません。

工事側の五つの条件

町が定めている補助対象工事の要件は、次のとおりです。

  • 住居、店舗または地域における社会貢献活動の場所としての機能や性能の維持・向上のための修繕、模様替え、設備改善等の工事で、費用の総額が20万円以上(税込)であること
  • 町内の施工業者が請け負う工事であること
  • 補助対象者が施工業者に発注して実施するリフォーム工事であること
  • 補助金の交付決定を受けた後に着工するリフォーム工事であること
  • 賃借の場合は、所有者の同意を得ている工事であること

太字にした二つが、特に重要です。

業者は町内の施工業者であること

町内の施工業者が請け負う工事であることが条件になっています。

「玉村でも工事してますよ」という言い方をする業者は多いですが、大事なのは施工エリアではありません。

見積もりを取る段階で、はっきり聞いてください。

「御社は玉村町内の施工業者にあたりますか。空き家リフォーム補助金の対象になりますか」

この一言を確認するだけで済みます。判断に迷う場合は、都市建設課に事前相談すれば教えてもらえます。

ここを確認しないまま契約して、あとで対象外だと分かるのが、一番つらいですから。

交付決定の前に着工すると対象外

こちらは後ほど詳しく書きますが、先に一度言っておきます。

補助金の交付決定を受けた後に着工する工事であることが条件です。

申請しただけではダメです。交付決定の通知を受けてから、ようやく着工できます。

この制度で最も多く、そして最も取り返しのつかない失敗が、ここです。

申請から補助金が交付されるまでの流れ

ここからは、実際の手続きです。玉村町の場合、窓口に足を運ぶ必要がある点に注意してください。

まず都市建設課に事前相談する

町は「補助金の対象になるか、事前にご相談ください」と案内しています。

いきなり申請書を書き始めるより、まず相談です。

相談・申請先内容
玉村町役場 都市建設課電話 0270-64-7707
場所役場2階
住所佐波郡玉村町大字下新田201
受付時間午前8時30分〜午後5時15分
受付日平日のみ(土曜・日曜・祝日を除く)

このとき、予算の残りがどのくらいあるかも聞いておくといいと思います。予算に到達した時点で受付が終了する制度だからです。

申請は窓口へ直接、郵送は不可

ここが玉村町の特徴です。

役場2階の都市建設課へ直接申請してください(郵送等では受付できません)。

郵送も電子申請もできません。必ず窓口に行く必要があります。

受付期間は令和8年5月1日(金)から、予算に到達次第終了。平日の午前8時30分から午後5時15分までです。

申請書類は、町のホームページから様式集(PDF・Word)をダウンロードできます。

交付決定を受けてから工事を始める

申請書類が審査され、交付決定の通知が届きます。

この通知を受けてから、工事に着手してください。

塗装工事では、契約から着工までの間に足場屋の日程を押さえます。業者としては早く足場を組みたい。お客様も早く終わらせたい。その気持ちが噛み合って、通知を待たずに始まってしまうんです。

契約の段階で「補助金の交付決定が出るまで着工しないでください」と、はっきり伝えておいてください。まともな業者なら、それで段取りを組み直します。

工事完了後に実績報告と請求を行う

工事が完了したら、実績報告を提出します。

その後、補助金の額が確定し、請求手続きを経て振り込まれます。

工事費はいったんご自身で支払う必要がありますので、資金の段取りは考えておいてください。上限80万円といっても、後から戻ってくるお金です。

なお、工事の内容が変わった場合は変更承認の手続きが、中止する場合は取下届の提出が必要になります。途中で予定が変わったら、早めに都市建設課へ相談してください。

この制度で失敗する人の共通点

書類の不備は直せます。でも、これだけは取り返しがつきません。

交付決定前の着工は救済されません

繰り返しになりますが、いちばん多い失敗です。

「もう申請したから大丈夫だろう」と工事を始めてしまう。これで補助金がゼロになります。

上限80万円の制度です。金額が大きいぶん、失うものも大きい。

足場を組んだ時点で「着工」とみなされる可能性がありますので、業者と日程を詰めるときは、交付決定の通知が届く日を基準にしてください。

1年の期限を過ぎてしまう

空き家の購入日または賃貸借契約日から1年を経過していないこと。これが要件です。

中古住宅を買ったあと、片付けや引っ越しでばたばたしているうちに、半年、8ヶ月と過ぎていきます。

そして外壁のことを考え始めるのは、たいてい住み始めてしばらく経ってからです。

購入したら、まず外壁の状態を見てもらってください。 塗り替えが必要なら、1年以内に申請まで済ませる。必要ないなら、他の工事にこの枠を使う。

この判断を早めにしておかないと、気づいたときには期限切れ、ということになります。

予算がなくなってから動き出す

受付期間は「予算に到達次第終了」です。

5月1日から始まっていて、この記事を書いている時点ですでに数ヶ月が経過しています。

残っているかどうかは、都市建設課に聞かないと分かりません。電話一本、一分で済みます。

制度を調べ終わってから動くのではなく、調べながら並行して残数を確認する。この進め方をおすすめします。

昨年度あった「リフォーム補助金」はどうなったのか

ここからは、空き家バンクを使っていない方に向けた話です。

令和7年度には全戸対象の制度がありました

昨年度、玉村町には物価高騰対策住宅等リフォーム支援事業補助金という制度がありました。

項目内容(令和7年度)
補助額対象工事費(税込)の20パーセント、上限10万円
下限対象工事費が税込20万円未満は対象外
予算6,000万円・600件程度
受付令和7年8月1日〜12月26日
完工期限令和8年1月31日
業者要件町から登録認定を受けた町内の施工業者

こちらは空き家に限らず、町内の住宅であれば使える制度でした。600件という枠も大きく、外壁塗装で利用された方も多かったはずです。

今年度は告知が出ていません

この制度は、国の重点支援地方交付金を財源にした事業でした。

物価高騰対策として国から配られたお金を使う仕組みなので、単年度で組まれるのが通例です。

そして令和8年度については、町から実施の告知が出ていません。経済産業課の新着情報を確認しても、この制度に関する掲載は令和7年12月のものが最後です。

昨年と同じ8月開始のパターンなら、すでに案内が出ていておかしくない時期です。

ただし、断定はできません。年度の途中で補正予算が組まれる可能性もあります。

気になる方は経済産業課へ

この制度の担当は、空き家リフォーム補助金とは別の部署です。

問い合わせ先内容
玉村町 経済産業課 商工労働係電話 0270-65-2511(代表)

「住宅リフォームの補助金は今年度も実施されますか」と聞いてみてください。

復活していれば、外壁塗装で上限10万円が使えます。実施されていなければ、次の章の話に進んでください。

補助金が使えない方が総額を下げる三つの方法

空き家バンクを使っていない、昔から玉村町に住んでいる。この場合、現時点で使える町の制度はありません。

がっかりさせてしまって申し訳ないのですが、事実として先にお伝えしておきます。

そのうえで、ここからが本題です。

外壁と屋根をまとめる

これが一番大きいです。

外壁も屋根も、足場を組まないと工事ができません。戸建て一棟の足場代は、一般的に15万円から25万円程度かかります。

外壁を塗った三年後に屋根を塗るとなると、この足場代をもう一度払うことになります。

屋根の状態が「あと数年で塗り替え時期」なのであれば、一緒にやったほうが総額は確実に下がります。昨年度あった補助金の上限10万円より、大きい差です。

逆に、屋根がまだ十分もつのなら、無理に勧めることはしません。うちには営業マンがいないので、工事を増やす動機がないんです。診断して、必要なら必要と言い、必要でなければそう言う。それだけです。

複数社から見積りを取る

同じ家、同じ工事内容でも、業者によって数十万円の差が出ます。

補助金の有無より、この差のほうが大きい。これは断言できます。

二社から三社が現実的だと思います。多すぎると比較そのものが負担になりますし、対応する時間も取られます。

中間マージンのかからない業者を選ぶ

塗装業界には、契約だけを取って実際の工事は下請けに出す会社があります。

その場合、工事の原価に元請けの利益が上乗せされます。何割乗るかは会社によりますが、決して小さい額ではありません。

自社の職人が直接施工する会社であれば、この上乗せがありません。

見積りを取るときに「工事は自社の職人さんがやりますか、それとも協力会社ですか」と聞いてみてください。答え方で分かります。

見積書は金額ではなく工程を見る

相見積もりを取ったら、金額を横に並べたくなります。でも、そこから見てほしいのは総額ではありません。

確認したい七つの項目

工程です。

  • 下地処理の内容が書かれているか(高圧洗浄だけで済ませていないか)
  • 何回塗るのか(下塗り・中塗り・上塗りの3回が基本)
  • 使う塗料の商品名と、必要な缶数が書かれているか
  • コーキングは打ち替えか、増し打ちか
  • 付帯部(雨樋、破風、軒天など)が含まれているか
  • 足場の設置と解体が項目として入っているか
  • 塗る面積(平米数)の根拠が書かれているか

安い見積書は、たいていこのどこかが抜けています。抜いているのではなく、書いていないだけのこともあります。だから聞いてください。

「一式」でまとめられた見積書に注意

「外壁塗装工事 一式 980,000円」

この一行だけの見積書では、何をしてもらえるのかが分かりません。比較のしようもありません。

そして、補助金の申請にも不利になります。対象になる工事とならない工事を分ける必要があるので、内訳が書かれていない見積書は、それだけで手間が増えます。

内訳が書けない業者は、そもそも工事の中身を説明できない業者です。

下地処理こそが仕上がりを決める

私が現場で一番大事にしているのは、下地です。

どんなに高い塗料を使っても、下地の処理が甘ければ数年で剥がれます。逆に、下地さえきちんと作れば、塗料の性能は素直に出ます。

素材によって塗料も変えます。同じ「外壁」でも、モルタルとサイディングとジョリパットでは、必要な処理も塗材もまったく違います。

「全部これで塗ります」という提案が出てきたら、なぜその塗料なのかを聞いてみてください。

玉村の気候と、塗り替えどきの見極め方

制度の話が続いたので、本業の話をさせてください。補助金が使えても使えなくても、塗り替えの時期を間違えないことのほうが、金額への影響は大きいからです。

遮るもののない平地に吹く風

玉村町は、利根川と烏川に挟まれた平坦な土地にあります。関東平野の北の端で、視界を遮る山がほとんどありません。

この地形が、外壁には効いてきます。

冬のからっ風は、赤城おろしとも呼ばれる乾いた北西風です。遮るものがない土地では、風がそのまま外壁に当たり続けます。

砂ぼこりを含んだ風が長年吹きつけると、細かい傷が積み重なって、塗膜の表面が少しずつ削られていきます。

そして夏の暑さ。群馬の夏の気温の高さは全国的にも知られていますが、外壁の表面温度はそれ以上に上がります。

塗膜は、温度が上がれば伸び、下がれば縮みます。一日のなかで、そして一年のなかで、この伸縮を延々と繰り返す。差が大きい土地ほど、負担は大きくなります。

だから私は、カタログの「耐用年数15年」という数字をそのまま信じません。あれは標準的な条件での数値です。

塗り替えのサインは触れば分かる

「うちはまだ大丈夫か」を判断する目安を挙げます。

症状意味するところ
チョーキング(手で触ると白い粉がつく)塗膜の樹脂が劣化している。塗り替え検討の目安
色あせ・つやの消失紫外線による劣化が進んでいる
ひび割れ(クラック)幅が広いものは下地まで進んでいる可能性がある
コーキングの切れ・肉やせ目地から雨水が入るおそれ。塗装より先に処置が必要
塗膜の膨れ・剥がれすでに水が回っている可能性。早めの診断を
北面のコケ・藻湿気がこもっている。洗浄と下地処理が重要になる

一番簡単なのは、外壁を手のひらでなでてみることです。白い粉がつくようなら、塗膜が役目を終えかけています。

ただ、これはあくまで目安です。同じ家でも、南面と北面ではまるで傷み方が違います。四面を見ないと、本当のところは分かりません。

空き家を買った方は、まず状態を知ってください

補助金の対象になる方に、特にお伝えしたいことがあります。

空き家を購入したとき、前の持ち主がいつ塗り替えたかは、たいてい分かりません。

売買の際の重要事項説明でも、外壁の塗装履歴までは出てこないのが普通です。見た目がきれいでも、塗膜が寿命を迎えていることがあります。

そして空き家は、人が住んでいなかった期間の分だけ、換気も点検もされていません。雨漏りが進んでいても気づかれないまま、というケースがあります。

購入から1年という期限があり、補助金の枠も一度きりです。だからこそ、早い段階で状態を知って、どの工事にこの枠を使うかを判断してほしいんです。

よくあるご質問

制度と対象について

Q. 外壁塗装は本当に対象になりますか

対象です。補助対象工事は「機能や性能の維持・向上のための修繕、模様替え、設備改善等の工事」と定められており、外壁塗装はこれにあたります。ただし工事費の総額が20万円以上(税込)であることが条件です。詳しくは町が公開している補助対象工事一覧をご確認ください。

Q. 昔から玉村町に住んでいますが、使えますか

この制度は使えません。空き家バンクに登録された空き家を購入または賃借した方が対象です。なお、昨年度あった全戸対象のリフォーム補助金は、今年度の告知が出ていません。

Q. 一般の不動産会社で買った中古住宅でも対象になりますか

対象になりません。玉村町空き家バンクに登録されている住宅を、その仕組みを通じて取得したことが条件です。

Q. 親から譲り受けた空き家でも使えますか

使えません。配偶者もしくは3親等以内の親族間の購入または賃借は対象外と定められています。

Q. 賃貸でも申請できますか

できます。2年以上の賃貸借契約を締結し、工事後2年以上住居または店舗として使用する場合が対象です。ただし所有者の同意を得ている工事であることが必要です。

金額について

Q. いくら戻ってきますか

補助対象工事費の2分の1で、上限は80万円です。100万円の工事なら50万円、160万円以上の工事なら上限の80万円になります。

Q. 外壁塗装だけで上限に届きますか

届かないことがほとんどです。外壁塗装の相場は50万円から150万円なので、補助額は25万円から75万円程度になります。上限80万円に届くのは、工事費が160万円を超えたときです。

Q. 他の工事とまとめて申請できますか

できます。一度きりの制度で上限が80万円と高いので、外壁塗装と水回りなどをまとめたほうが、枠を活かせる可能性があります。対象になるかは事前に都市建設課へご相談ください。

手続きと業者について

Q. 郵送で申請できますか

できません。役場2階の都市建設課へ直接申請する必要があります。受付は平日の午前8時30分から午後5時15分までです。

Q. どんな業者に頼めばいいですか

町内の施工業者が請け負う工事であることが条件です。見積もりの段階で必ず確認してください。判断に迷う場合は都市建設課に相談すれば教えてもらえます。

Q. 交付決定の前に工事を始めてしまったらどうなりますか

補助の対象外になります。補助金の交付決定を受けた後に着工する工事であることが条件です。足場を組んだ時点で着工とみなされる可能性がありますので、必ず通知を待ってください。

Q. まだ予算は残っていますか

受付は令和8年5月1日から始まり、予算に到達次第終了します。残りの状況は都市建設課(0270-64-7707)にお問い合わせください。

相談について

Q. まだ頼むと決めていませんが、見てもらえますか

構いません。むしろ、決める前に見てもらうためのものです。外壁診断もお見積りも無料です。

Q. 他社の見積書を見てもらえますか

歓迎します。工程が書かれているか、塗料の缶数が合っているか、下地処理が入っているか。職人の目で見て、正直にお伝えします。他社さんを否定するためではなく、あなたが判断するための材料としてです。

Q. 診断だけ、見積もりだけでもいいですか

構いません。診断の結果、「まだ塗らなくて大丈夫です」とお伝えすることもあります。まだもつ家を塗るのは、お客様にとっても私たちにとっても意味がないからです。

まとめ

玉村町で外壁塗装に使える補助金について整理しました。

制度の内容をおさらい

  • 制度名は「玉村町空き家リフォーム補助金」。 外壁塗装は補助対象工事に含まれます
  • 補助額は工事費の2分の1、上限80万円。 群馬県内でもトップクラスの水準です
  • 対象経費は20万円以上(税込)
  • 対象は空き家バンクを利用して空き家を取得した方。 購入または2年以上の賃貸借契約が条件です
  • 親族間の購入・賃借は対象外。 配偶者や3親等以内は使えません
  • 取得から1年以内という期限があります
  • 業者は町内の施工業者であることが条件
  • 交付決定を受けてから着工すること。 前倒しは救済されません
  • 申請は役場2階の都市建設課へ直接。 郵送は受け付けていません
  • 受付は令和8年5月1日から、予算に到達次第終了
  • 昨年度あった全戸対象のリフォーム補助金は、今年度の告知が出ていません

対象になりそうな方が今日やること

やることは二つです。

一つ目は、都市建設課(0270-64-7707)に電話すること。 予算の残りがあるか、自分が対象になりそうかを聞けます。町も事前相談を勧めています。

二つ目は、家の状態を見てもらうこと。 申請には工事の内容と金額が必要です。誰かに見てもらわないと、そもそも申請には進めません。

購入から1年という期限もあります。順番を後回しにすると、間に合わなくなります。

対象外だった方へ

あきらめる必要はありません。

外壁と屋根をまとめて足場代を一度で済ませる。複数社を比べる。中間マージンのない業者を選ぶ。この三つで、昨年度の補助金の額を上回る差が出ることもあります。

そのうえで、「そもそも、うちは今が塗り替えの時期なのか」から迷っている方も多いと思います。

これは、文章では答えられません。同じ築15年でも、立地と方角と外壁材で状態はまるで違うからです。

とはいえ、業者に連絡するのは気が重いと思います。一度呼んだら断りづらくなるんじゃないか。まだ何も決めていないのに話が進んでしまうんじゃないか。そう身構えてしまうのは、当然のことです。

うちには営業マンが一人もいません。伺うのは、実際に塗る職人です。その場で契約を迫ることはありません。

診断して、「まだ塗らなくて大丈夫ですよ」とお伝えして帰ることもあります。あと何年かは考えなくていい、と分かるだけでも意味があると思うからです。

外壁診断もお見積りも無料です。

まずは、家を見せてください。判断は、そのあとで大丈夫です。

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