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長野原町で外壁塗装に補助金は使える?対象工事と申請の流れを解説

「長野原町で外壁塗装をしたいけど、使える補助金はないのかな..?」

そう思って調べている方に、先にお答えします。

長野原町で外壁塗装に使える補助金はあります。制度名は「住宅改修等助成制度」です。

工事費の20パーセント、上限20万円。外壁の塗り替えは対象工事にはっきり明記されています。

ただ、この記事でいちばんお伝えしたいのは、金額の話ではありません。

この制度は、5年ごとに1回使えます。

令和6年度から「対象住宅1棟につき1期1回の交付が可能」に変わりました。5年を1周期として、各期ごとに1回。第3期以降も継続予定とされています。

これは、かなり珍しい設計です。近隣の高山村も甘楽町も、補助金は住宅につき生涯1回きり。一度使えば、それで終わりです。

長野原町は違います。外壁塗装は10年前後で巡ってくる工事ですから、塗り替えのたびに使える計算になります。

だからこそ、「今使うか、次の期に回すか」という組み立てが効いてきます。そして、その判断には家の状態を知ることが前提になります。

書いているのは、高崎市片岡町を拠点に、長野原町もまわって塗装をしているヤマトリフォームの登丸です。二代目の塗装職人で、うちには営業マンが一人もいません。診断は無料ですので、計画を立てる前に、家の今の状態だけでも確かめてみてください。

長野原町で外壁塗装に使える補助金の正体

まず、この制度がどういう性格のものかを押さえておきます。

生活環境の向上と地域経済の活性化が目的

町のページには、制度の目的がこう書かれています。

町民皆様の生活環境の向上を図るとともに、地域経済の活性化を促進するため、町内の施工業者によって住宅増改築等工事を行う場合に、工事費の一部を助成します。

目的は二つです。住まいをよくすること。そして、町内の施工業者を支えること。

この「地域経済の活性化」という目的が、あとで出てくる業者の条件に直結します。なぜ町外の業者ではダメなのか。理由はここにあります。

外壁の塗り替えは対象工事に明記されています

長野原町は、対象になる工事と対象外の工事を、理由つきで一覧公開しています。ここが親切なところです。

可とされている主な工事は、次のとおりです。

内容可否備考
屋根・瓦の葺き替え、塗り替え可
外壁の補修、張り替え、塗り替え可
壁、床、天井の補修、張り替え可
台所、風呂、トイレ等の改修可
バルコニー、ベランダ、テラスの設置可
ガラス(サッシ)の取替、設置可
給湯器(エコキュート含む)取替、設置可配管工事を伴うもの
ボイラー取替、設置可配管工事を伴うもの
エアコン取替、設置可取付工事が必要で室外機があるもの
下水道へのつなぎ込み工事可

外壁も屋根も、「塗り替え」という言葉がそのまま入っています。遮熱塗料でなければダメ、といった性能条件もありません。

対象外の工事も理由つきで示されています

対象にならない工事も、なぜダメなのかまで書かれています。

内容可否理由
浄化槽の取替、設置否上下水道課にて別途補助あり
シロアリ駆除否改修等ではないため
電化製品の取付工事否購入が主であるため
室内カーテンの取替否購入が主であるため
倉庫、車庫の増改築工事否住宅部ではないため
防犯用ライト取付工事否購入が主であるため
造園工事、植木剪定否改修等ではないため
門扉、塀の設置工事否住宅部ではないため
住宅の一部または全部を取り壊す工事否改修等ではないため

外壁塗装との関係で気をつけたいのが、門扉と塀です。

「せっかく足場を組むなら、塀も一緒にきれいにしてほしい」という相談をよく受けます。気持ちは分かりますが、対象外です。

見積書の中で、住宅本体と外構を分けてもらってください。まとめて一つの項目にすると、対象部分の金額が分からなくなります。

なお、町は「設備及び備品の購入のみの場合には、助成金交付の対象とはなりません」とも注記しています。物を買うだけでは対象にならず、工事が伴うことが前提です。

この制度の最大の特徴は5年ごとに1回使えること

ここが、長野原町の制度がほかと決定的に違う部分です。

令和6年度から一度きりではなくなりました

町のページには、こう書かれています。

従前は「対象住宅1棟につき1回限りの交付」でしたが、令和6年度より「対象住宅1棟につき1期1回の交付が可能」となりました。

以前は生涯1回でした。それが、周期ごとに1回へと変わったのです。

近隣の自治体と比べると、この違いは大きい。

自治体交付回数
長野原町5年1周期、各期1回(第3期以降も継続予定)
高山村当該住宅について一度限り
甘楽町申請者および住宅につき1回限り
東吾妻町同一年度内1度限り
玉村町交付年度に関係なく1回限り

長野原町は、繰り返し使えることが制度としてはっきり示されている数少ない自治体です。

周期表の見方と、今どの期にいるか

町が公開している周期表は、次のとおりです。

周期対象期間
第1期令和6年度〜令和10年度
第2期令和11年度〜令和15年度
第3期令和16年度〜令和20年度

5年を1周期とし、各期ごとに1回。第3期以降も継続予定とされています。

今は第1期です。 令和8年度の現在、第1期には令和9年度・令和10年度が残っています。

第1期でまだ一度も使っていない方は、この期のうちに使えば1回分を確保できます。

「5年とは経過期間ではありません」の意味

町が、わざわざ注記している一文があります。

5年とは経過期間ではありませんのでご注意ください。

これは重要な情報です。

「前回の利用から5年経過しないと次が使えない」という意味ではなく、決められた期間の区切りで判定されるということです。

つまり、理屈のうえでは、第1期の最後(令和10年度)に一度使い、第2期の最初(令和11年度)にもう一度使う、ということが成立する可能性があります。実質的に2年連続です。

これは制度の運用に関わる部分なので、実際に検討される場合は必ず建設課(0279-82-3010)にご確認ください。ただ、もし可能なのであれば、大きな工事を計画している方にとっては見逃せない話です。

外壁塗装とこの制度は相性が良い

周期制という設計は、実は外壁塗装ととてもよく噛み合います。

塗り替えは10年前後で巡ってくる工事です

外壁塗装の目安は、一般的に10年前後と言われます。

生涯1回きりの制度なら、二度目の塗り替えでは使えません。三度目も同じです。

でも長野原町は5年周期です。10年に一度の塗り替えなら、そのたびに使える計算になります。

一度使ったから終わり、ではない。ここが、この町にお住まいの方にとって一番のメリットだと思います。

期をまたいで工事を分けるという考え方

もう一つ、計画の立て方が変わります。

家のメンテナンスは、外壁塗装だけではありません。水回り、給湯器、内装。どれも時期が来れば手を入れることになります。

周期制なら、こんな組み立てができます。

時期工事助成額
第1期(〜令和10年度)外壁と屋根の塗装 100万円20万円
第2期(令和11〜15年度)水回り改修 80万円16万円
第3期(令和16〜20年度)次の外壁塗装 100万円20万円

家のメンテナンス計画そのものを、周期に合わせて組めるということです。

ただし塗装を外壁と屋根で分けるのは損です

ここは、はっきりお伝えしておきます。

「期をまたげるなら、今期は外壁、次の期は屋根」と考えたくなるかもしれません。

それはやめてください。

外壁も屋根も、足場を組まないと工事ができません。戸建て一棟の足場代は、一般的に15万円から25万円程度です。

分けて施工すれば、この足場代を二度払うことになります。助成金20万円を取りにいって、25万円余計に払う。差し引きで損です。

分けるなら「塗装」と「それ以外の工事」で分ける。 これが現実的な組み立て方です。

何をいつやるかは、家の状態次第です

こうした計画を立てるには、前提があります。

外壁と屋根が、あと何年もつのか。 これが分からないと、期の区切りに合わせようがありません。

第1期の残りは令和9年度と令和10年度。もし外壁が限界に近いなら、この期のうちに塗るべきです。まだ数年もつなら、第2期に回して、今期は水回りや給湯器に使う手もあります。

その判断材料は、家を見なければ出てきません。

助成額は工事費の20パーセント・上限20万円

金額の話を整理します。

税抜20万円以上の工事が条件

助成金額は、工事費の20パーセント。千円未満は切り捨てです。上限は20万円。

そして対象になるのは、税抜き20万円以上の工事です。

多くの自治体が「税込」で下限を設定しているなかで、長野原町は税抜表記です。細かい点ですが、見積書を確認するときに意識しておいてください。

工事費別の早見表

対象工事費(税抜)助成額
20万円4万円
50万円10万円
80万円16万円
100万円20万円(上限に到達)
150万円20万円(上限)

上限20万円に届くのは、工事費100万円からです。

一般的な戸建ての外壁塗装は、外壁のみで50万円から150万円、外壁と屋根をまとめると100万円前後が相場です。

つまり、外壁と屋根をまとめれば、上限の20万円が視野に入ります。

他の自治体と比べた位置づけ

自治体補助率上限100万円の工事回数
長野原町20パーセント20万円20万円5年ごと
高山村20パーセント50万円20万円一度きり
高崎市30パーセント20万円20万円一度きり
東吾妻町10パーセント30万円10万円年度内1回
甘楽町10パーセント20万円10万円一度きり

1回あたりの金額では、高崎市や高山村と並ぶ水準です。

そこに5年周期が加わります。長い目で見れば、生涯で受け取れる総額は最も大きくなる可能性があります。

あなたは対象になるか|三つの条件

条件はシンプルで、三つだけです。

継続して町内に1年以上住民登録していること

一つ目は、継続して町内に1年以上住民登録していることです。

転入したばかりの方は、1年を待つ必要があります。

逆に言えば、所得制限も築年数の条件もありません。長く住んでいる方であれば、条件としてはかなり緩やかです。

世帯全員が町への債務に遅滞がないこと

二つ目は、世帯全員が町税、その他の町に対する債務に遅滞がないことです。

申請者本人だけではありません。世帯全員が対象です。

そして「町税」だけでなく「その他の町に対する債務」も含まれます。水道料金や使用料など、町に納めるものに未納があると引っかかる可能性があります。

心当たりがある方は、申請前に確認しておいてください。

別荘やセカンドハウスは対象になりません

三つ目は、当該工事について町の他の補助金や助成金等の交付を受けていないことです。同じ工事に町の制度を重ねることはできません。

そして、ここは北軽井沢や浅間高原エリアの方に向けて書いておきます。

条件の一つ目が「継続して町内に1年以上住民登録していること」である以上、住民登録のない別荘やセカンドハウスは対象になりません。

長野原町には別荘地が広がっており、外壁の塗り替えを考えている所有者の方も多いはずです。ですが、この制度は町民の生活環境を支えるためのものです。住民登録が前提になります。

別荘の塗装をお考えの方は、補助金とは切り離して計画を立てることになります。

補助対象になる工事と業者の条件

ここを外すと、他の条件をすべて満たしていても助成は受けられません。

業者は町内の個人事業主または町内に本社・事業所がある法人

町は、対象工事の条件をこう定めています。

町内に住所を有する個人事業主又は町内に本社及び事業所等を有する法人が施工する工事

個人事業主なら町内に住所があること。法人なら町内に本社および事業所等があること。

「長野原でも工事してますよ」という言い方をする業者は多いですが、判断されるのは施工エリアではありません。

見積もりを取る段階で、はっきり聞いてください。

「御社は長野原町の住宅改修等助成制度の対象業者になりますか」

この一言を確認するだけで済みます。判断に迷う場合は、建設課に聞けば教えてもらえます。

対象になるのは町内にある住宅の修繕・改築・増築

対象工事は「町内にある住宅の修繕、改築、増築等」です。

なお、増築で住宅面積に変更があった場合は、税務課固定資産税係(0279-82-2247)へ申し出る必要があります。塗装工事では面積が変わらないので、この手続きは不要です。

工事の前に申請することが絶対条件

町のページには、こう書かれています。

工事を始める前に、長野原町役場建設課に交付申請を行ってください。

着工してからでは間に合いません。ここは後ほど詳しく書きます。

申請から助成金を受け取るまでの流れ

手続きの流れは、町のページに六段階で示されています。大きく分けると三つの場面です。

ステップ1 助成金交付申請書の提出

工事を始める前に、次の書類を添えて役場建設課に提出します。

添付書類補足
工事前の住宅状況を明らかにする写真施工前の状態が分かるもの
工事内容を明らかにする図面
工事見積書
その他、町長が必要と認めるもの

申請書(様式第1号)は町のサイトからダウンロードできます。記入例のPDFも用意されているので、書き方に迷ったらそちらを見てください。

ステップ2 交付決定と工事の実施

建設課で書類審査が行われ、交付の可否について連絡があります。

この連絡を受けてから、工事に着手します。

工事中、町はこう注記しています。

工期や金額に変更が生じた際は、速やかに変更申請書類を提出し、変更交付決定を受けてください。

変更申請書(様式第3号)も、記入例つきでダウンロードできます。

塗装工事では、足場を組んでから傷みが見つかって工事内容が変わることがあります。その場合は、黙って進めずに早めに建設課へ相談してください。

ステップ3 助成金請求と受領

工事が完了したら、次の書類を添えて実績報告書および助成金請求書(様式第5号)を提出します。

  • 工事後の住宅状況を明らかにする写真
  • 工事代金領収書の写し
  • その他、町長が必要と認めるもの

工事前の写真と工事後の写真を比べられるよう、同じ位置から撮影しておくと審査がスムーズです。

その後、建設課で書類審査が行われて助成金の額が決定され、申請者の口座に振り込まれます。

工事費はいったんご自身で支払う必要がありますので、資金の段取りは考えておいてください。

問い合わせ先内容
長野原町役場 建設課 管理国土調査係電話 0279-82-3010
FAX0279-82-3115
所在地吾妻郡長野原町大字長野原1340番地1
開庁時間月曜日〜金曜日 8時30分〜17時15分

この制度で失敗する人の共通点

書類の不備は直せます。でも、これから書くことは取り返しがつきません。

交付決定を待たずに着工する

一番多い失敗です。

塗装工事では、契約から着工までの間に足場屋の日程を押さえます。業者としては早く足場を組みたい。お客様も早く終わらせたい。その気持ちが噛み合って、連絡を待たずに始まってしまうことがあります。

契約の段階で「助成金の交付決定の連絡が来るまで着工しないでください」と、はっきり伝えておいてください。まともな業者なら、それで段取りを組み直します。

周期を意識せずに小さな工事で使ってしまう

こちらは、失敗というより計画ミスです。

5年ごとに使えるとはいえ、1期につき1回です。

エアコンの取替で4万円の助成を受けてしまうと、その期はもう使えません。同じ期に外壁塗装をしても、20万円は受け取れないということです。

その期のあいだに予定している工事を、先に洗い出してください。

いちばん金額の大きい工事に充てるのが基本です。そして外壁塗装は、住宅のリフォームのなかでも金額が大きい部類に入ります。

別荘の工事で申請しようとする

住民登録が条件なので、別荘は対象外です。

北軽井沢エリアの管理会社や業者から「町の助成金が使える」と説明された場合は、住民登録の要件を満たしているか必ず確認してください。

見積書は金額ではなく工程を見る

相見積もりを取ったら、金額を横に並べたくなります。でも、そこから見てほしいのは総額ではありません。

総額より先に見るべき七つの項目

工程です。

  • 下地処理の内容が書かれているか(高圧洗浄だけで済ませていないか)
  • 何回塗るのか(下塗り・中塗り・上塗りの3回が基本)
  • 使う塗料の商品名と、必要な缶数が書かれているか
  • コーキングは打ち替えか、増し打ちか
  • 付帯部(雨樋、破風、軒天など)が含まれているか
  • 足場の設置と解体が項目として入っているか
  • 塗る面積(平米数)の根拠が書かれているか

安い見積書は、たいていこのどこかが抜けています。抜いているのではなく、書いていないだけのこともあります。だから聞いてください。

「一式」でまとめられた見積書に注意

「外壁塗装工事 一式 980,000円」

この一行だけの見積書では、何をしてもらえるのかが分かりません。比較のしようもありません。

そして、長野原町の申請では住宅本体と外構を分ける必要があるので、内訳のない見積書はそれだけで不利です。

内訳が書けない業者は、そもそも工事の中身を説明できない業者です。

助成金より見積金額の差のほうが大きい

これは、どの町でもお伝えしていることです。

助成は工事費の20パーセント、上限20万円。100万円の工事なら20万円です。

一方で、外壁塗装の見積金額は、業者によって数十万円変わります。同じ家、同じ塗料でも、です。

「助成金が使える業者」という条件から入って一社に絞ると、比較する相手がいなくなります。

まず複数社から見積りを取って、工事の中身と金額を比べる。そのうえで、助成金を使えるならそれも取りにいく。この順番が、結果的にいちばん損をしません。

長野原の気候と、塗り替えどきの見極め方

制度の話が続いたので、本業の話をさせてください。周期に合わせて計画を立てるには、家の状態を知ることが前提だからです。

標高が高い土地は紫外線と凍結の両方が効きます

長野原町は、標高の高い浅間高原と吾妻川の渓谷が広がる町です。町の中心部でも標高が高く、北軽井沢方面へ上がればさらに高くなります。

この環境は、外壁にとって二重に厳しい条件です。

一つ目は紫外線。 標高が高くなるほど、地表に届く紫外線の量は増えます。空気の層が薄くなり、大気で吸収される分が減るためです。紫外線は塗膜の樹脂を分解し、色あせ、つやの消失、チョーキングを引き起こします。

二つ目は凍害。 外壁のひび割れや劣化した塗膜から雨水がしみ込み、夜間に凍って膨張します。朝になって溶ければ縮む。これを冬のあいだ繰り返すと、内側から外壁材や塗膜が押し広げられます。

症状としては、塗膜の浮きや剥がれ、外壁表面のぼろぼろとした崩れとして出てきます。

紫外線で塗膜を弱らせ、冬の凍結で内側から壊す。 長野原の外壁は、この二つに同時にさらされています。

だから私は、カタログの「耐用年数15年」という数字をそのまま信じません。あれは標準的な条件での数値です。平野部の目安が、この町にはそのまま当てはまりません。

塗り替えのサインは触れば分かる

「うちはまだ大丈夫か」を判断する目安を挙げます。

症状意味するところ
チョーキング(手で触ると白い粉がつく)塗膜の樹脂が劣化している。標高が高い土地では出やすい
色あせ・つやの消失紫外線による劣化が進んでいる
ひび割れ(クラック)冬に水が入る入口になる。放置は禁物
コーキングの切れ・肉やせ目地から雨水が入るおそれ。塗装より先に処置が必要
塗膜の膨れ・剥がれすでに水が回っている可能性。早めの診断を
外壁表面のぼろぼろとした崩れ凍害が進んでいる可能性。塗装だけでは済まないことも
北面のコケ・藻湿気がこもっている。洗浄と下地処理が重要になる

一番簡単なのは、外壁を手のひらでなでてみることです。白い粉がつくようなら、塗膜が役目を終えかけています。

ただ、これはあくまで目安です。同じ家でも、南面と北面ではまるで傷み方が違います。四面を見ないと、本当のところは分かりません。

施工時期は春から秋が基本です

寒冷地では、施工時期も重要です。

気温が低いと塗料が乾きにくく、無理に工程を進めると密着不良を起こします。一般的に、気温5度以下では塗装を避けるのが基本です。

長野原町で冬に施工する場合、日中の限られた時間しか作業できず、工期が延びやすくなります。積雪があればさらに止まります。

申請は工事の前が条件ですから、春から秋の施工を狙うなら、その前の時期に申請を済ませておく。 この逆算が必要です。

よくあるご質問

制度と周期について

Q. 外壁塗装は本当に対象になりますか

対象です。町が公開している対象工事の一覧に「外壁の補修、張り替え、塗り替え」が可として明記されています。屋根・瓦の塗り替えも可です。遮熱塗料などの性能条件もありません。

Q. 一度使ったら二度目は使えませんか

使えます。令和6年度から「対象住宅1棟につき1期1回の交付が可能」に変わりました。5年を1周期とし、各期ごとに1回使えます。第3期以降も継続予定とされています。

Q. 今はどの期にあたりますか

第1期(令和6年度〜令和10年度)です。まだ使っていない方は、令和10年度までに申請すれば1回分を使えます。

Q. 前回使ってから5年経たないと次は使えませんか

町は「5年とは経過期間ではありませんのでご注意ください」と注記しています。期の区切りで判定されるため、期をまたげば間隔が短くても使える可能性があります。具体的なケースは建設課(0279-82-3010)にご確認ください。

Q. 別荘の外壁塗装でも使えますか

使えません。継続して町内に1年以上住民登録していることが条件です。住民登録のない別荘やセカンドハウスは対象になりません。

金額について

Q. いくら戻ってきますか

工事費の20パーセントで、上限は20万円です。100万円の工事なら20万円になります。対象になるのは税抜20万円以上の工事です。

Q. 外壁塗装だけで上限に届きますか

工事費が100万円に達すれば届きます。外壁のみだと50万円から150万円が相場なので、届く場合と届かない場合があります。外壁と屋根をまとめれば、上限が視野に入ります。

Q. 外壁と屋根を別の期に分けたほうが得ですか

おすすめしません。塗装を分けると足場代が二度かかり、15万円から25万円余計に必要になります。助成金20万円のためにそれ以上の出費をするのは本末転倒です。分けるなら「塗装」と「水回りなど別の工事」で分けるほうが合理的です。

手続きと業者について

Q. どんな業者に頼めばいいですか

町内に住所を有する個人事業主、または町内に本社および事業所等を有する法人が施工する工事であることが条件です。見積もりの段階で必ず確認してください。

Q. 申請はいつすればいいですか

工事を始める前です。町のページにも「工事を始める前に、長野原町役場建設課に交付申請を行ってください」と明記されています。

Q. 申請書はどこで手に入りますか

町のホームページからダウンロードできます。申請書、変更申請書、報告書・請求書のすべてに記入例のPDFが用意されているので、書き方に迷ったらそちらを参照してください。

Q. 工事中に金額が変わったらどうなりますか

速やかに変更申請書類を提出し、変更交付決定を受ける必要があります。塗装では足場を組んでから傷みが見つかることもあるため、その場合は早めに建設課へ相談してください。

相談について

Q. 長野原町も対応エリアですか

対応しています。高崎市片岡町を拠点に、長野原町を含む群馬県全域と埼玉県北部に伺っています。

Q. 他社の見積書を見てもらえますか

歓迎します。工程が書かれているか、塗料の缶数が合っているか、下地処理が入っているか。職人の目で見て、正直にお伝えします。他社さんを否定するためではなく、あなたが判断するための材料としてです。

Q. 診断だけ、見積もりだけでもいいですか

構いません。診断の結果、「まだ塗らなくて大丈夫です」とお伝えすることもあります。まだもつ家を塗るのは、お客様にとっても私たちにとっても意味がないからです。

まとめ

長野原町で外壁塗装に使える補助金について整理しました。

制度の内容をおさらい

  • 制度名は「住宅改修等助成制度」。 外壁の塗り替えは対象工事に明記されています
  • 助成額は工事費の20パーセント、上限20万円。 税抜20万円以上の工事が条件です
  • 上限に届くのは工事費100万円から。 外壁と屋根をまとめれば視野に入ります
  • 令和6年度から5年ごとに1回使えるようになりました。 第3期以降も継続予定です
  • 今は第1期(令和6年度〜令和10年度)
  • 「5年とは経過期間ではない」 ため、期をまたげば間隔が短くても使える可能性があります
  • 条件は町内に1年以上の住民登録、世帯全員が町への債務に遅滞がないこと
  • 別荘やセカンドハウスは対象外
  • 業者は町内の個人事業主、または町内に本社・事業所がある法人
  • 工事を始める前に建設課へ申請すること

5年周期をどう使うかを考えてください

この制度でいちばん考えるべきは、金額でも手続きでもありません。

5年ごとに巡ってくる1回を、どの工事に充てるかです。

エアコンの取替で4万円を受け取れば、その期はもう使えません。外壁塗装は住宅のリフォームのなかでも金額が大きく、上限20万円に届きやすい工事です。

そして、塗装を外壁と屋根で分けるのは避けてください。足場代が二度かかり、助成金以上の出費になります。分けるなら「塗装」と「それ以外」です。

まずは家の状態を知るところから

こうした計画を立てるには、前提があります。

外壁と屋根が、あと何年もつのか。

第1期の残りは令和9年度と令和10年度です。もう限界に近いなら、この期のうちに塗るべきです。まだ数年もつなら、第2期に回して今期は別の工事に充てる手もあります。

この判断は、文章では答えられません。同じ築15年でも、立地と方角と外壁材で状態はまるで違います。長野原は標高が高く、紫外線と凍害の両方が効く土地ですから、平野部の目安も当てはまりません。

とはいえ、業者に連絡するのは気が重いと思います。一度呼んだら断りづらくなるんじゃないか。まだ何も決めていないのに話が進んでしまうんじゃないか。そう身構えてしまうのは、当然のことです。

うちには営業マンが一人もいません。伺うのは、実際に塗る職人です。その場で契約を迫ることはありません。

診断して、「まだ塗らなくて大丈夫ですよ」とお伝えして帰ることもあります。この制度は5年ごとに使えるのですから、急いで今期に使い切る必要もありません。あと何年もつかが分かるだけでも、計画の材料になるはずです。

外壁診断もお見積りも無料です。

まずは、家を見せてください。判断は、そのあとで大丈夫です。

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