【3分で理解!】甘楽町の外壁塗装で使える補助金を分かりやすく解説!
「甘楽町で外壁塗装をしたいけど、使える補助金はないのかな」
そう思って調べている方に、先にお答えします。
甘楽町で外壁塗装に使える補助金はあります。
制度名は「甘楽町住宅リフォーム促進事業補助金」です。
補助額は対象工事費の10パーセント、上限20万円。中学生以下のお子さんがいる世帯なら、補助率は20パーセントに倍増します。
ただ、この記事でいちばんお伝えしたいのは、金額の話ではありません。
この制度は、令和8年度で終了します。
町の公式ページに「本事業は令和8年度で終了となります」とはっきり書かれています。国の交付金を使った事業なので、財源がなくなるためです。
つまり、来年度はありません。使えるのは今年度が最後です。
書いているのは、高崎市片岡町を拠点に、甘楽町もまわって塗装をしているヤマトリフォームの登丸です。塗装職人の家に生まれた二代目で、うちには営業マンが一人もいません。
この記事では、補助額の計算、対象になる人と住宅の条件、業者の条件、そして申請から振込までの流れをお伝えします。
読み終わるころには、自分が使えるのか、何から始めればいいのかが分かるはずです。
甘楽町で外壁塗装に使える補助金の正体
まず、この制度がどういう性格のものかを押さえておきます。ここが分かると、条件の一つひとつが「なぜそうなっているのか」まで腑に落ちます。
町内業者の利用を条件にした地元支援の制度
甘楽町住宅リフォーム促進事業補助金は、町民が町内の業者を活用して自宅をリフォームした場合に、その費用の一部を補助する制度です。
町が掲げている目的は二つあります。生活環境の向上を図ること。そして、地域経済の活性化を図ることです。
つまり、住まいの支援であると同時に、町内の事業者への支援でもあるわけです。
この「地域経済」という目的が、あとで出てくる業者の条件に直結します。なぜ町外の業者ではダメなのか。理由はここにあります。
外壁塗装は対象工事に入っている
補助金を調べるとき、多くの方が最初に不安になるのが「自分がやりたい工事は本当に対象なのか」という点です。
町は補助対象工事を「内装、浴室、トイレなどの生活環境向上を目的としたリフォーム工事」と説明しています。
そして、細かい可否については対象工事判別表というPDFを公開しています。外壁や屋根の塗装も、この判別表で確認できます。
「遮熱塗料でなければダメ」といった性能条件はありません。一般的な塗り替えで使えます。
対象経費が10万円(税込)以上であることが条件です。この下限の低さは、他の自治体と比べても使いやすい設定だと思います。部分的な補修でも手が届きます。
エアコンと給湯器は別の制度に移りました
一点、注意があります。
令和7年度から、エアコンと給湯器の補助は、住民課環境係の「甘楽町省エネルギー家電製品等購入費補助金」へ移管されました。
以前はこのリフォーム補助金でエアコンも対象だったので、覚えている方は混乱するかもしれません。
外壁塗装と一緒にエアコンも、と考えている方は、窓口が二つに分かれることになります。塗装は建設課都市計画係、エアコンは住民課環境係です。
令和8年度で終了する制度です
ここが、この記事でいちばん急いでお伝えしたい部分です。
町が「今年度で終了」と明記しています
甘楽町の公式ページには、こう書かれています。
本事業は令和8年度で終了となります。
ページのタイトル自体にも「今年度で終了します」と入っています。
この制度は国の重点支援地方交付金を活用した事業です。物価高騰対策として国から配られた財源を使う仕組みなので、その財源が終われば事業も終わります。
つまり、来年度に持ち越すという選択肢がありません。
「補助金があるなら、そのうち使おう」と考えていた方は、今年度中に動く必要があります。
受付は令和9年2月26日まで、ただし予算次第
受付期限は**令和9年2月26日(金)**です。
ただし、町はこう付け加えています。
期間内であっても予算に達し次第、締切とさせていただきます。
最後の年ということは、使おうとする町民が集中する可能性があります。2月26日という日付を信じて年明けに動くと、その前に予算が尽きているかもしれません。
工事完了は令和9年3月31日まで
もう一つ、見落とせない期限があります。
令和9年3月31日までに工事が完了しない場合は対象外です。
塗装工事は天候に左右されます。冬場は乾燥時間が延び、雨や雪が続けば日程がずれます。
外壁と屋根をまとめる場合、足場から完成まで2週間前後は見ておきたいところです。そこに交付決定までの審査期間を足して逆算すると、年明けの申請はかなり厳しくなります。
現実的には、年内に申請まで済ませておきたい。 これが正直な感覚です。
補助額は10パーセント・子育て世帯は20パーセント
金額の話をします。甘楽町の制度は、世帯の状況で補助率が変わります。
中学生以下の世帯員がいると補助率が2倍
補助金の額は、補助対象経費の10パーセントが基本です。
そして、中学生以下の世帯員がいる場合は、補助対象経費の20パーセントになります。
1,000円未満は切り捨て。補助金の限度額は20万円です。
| 世帯の状況 | 補助率 | 上限 |
|---|---|---|
| 中学生以下の世帯員がいない | 10パーセント | 20万円 |
| 中学生以下の世帯員がいる | 20パーセント | 20万円 |
お子さんやお孫さんが同居しているかどうかで、戻ってくる額が倍違います。
これは意外と知られていない部分です。子育て世帯には、かなり手厚い制度だと思います。
工事費別の早見表
| 対象工事費 | 10パーセントの場合 | 20パーセントの場合 |
|---|---|---|
| 10万円 | 1万円 | 2万円 |
| 50万円 | 5万円 | 10万円 |
| 100万円 | 10万円 | 20万円(上限に到達) |
| 150万円 | 15万円 | 20万円(上限) |
| 200万円 | 20万円(上限に到達) | 20万円(上限) |
一般的な戸建ての外壁塗装は、外壁のみで50万円から150万円、外壁と屋根をまとめると100万円前後が相場です。
中学生以下の世帯員がいる方なら、外壁と屋根をまとめれば上限20万円に届きます。
そうでない場合は、100万円の工事で10万円という計算になります。
上限に届いたらそれ以上は増えません
当然ですが、上限20万円に達したあとは、工事費を増やしても補助額は増えません。
「上限に届かせるために工事を足しましょう」という説明が出てきたら、制度の仕組みと合っているか確認してください。
補助率10パーセントの世帯が上限に届くには、工事費200万円が必要です。外壁塗装だけでそこまでいくことは、まずありません。
あなたは対象になるか|人と住宅の条件
金額の次は、自分が申請できるかどうかです。この制度は条件が細かいので、一つずつ確認していきます。
築5年以上の持ち家に住んでいること
申請者の要件は、次のとおりです。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 住宅の所有と居住 | 町内に築5年以上の住宅を所有し、そこに居住している人 |
| 住民登録 | 上記住所で住民基本台帳に記録されている人 |
| 過去の利用(1) | 過去にこの補助金および甘楽町空き家リフォーム補助金の交付を受けていない人 |
| 過去の利用(2) | 過去に甘楽町住環境改善助成事業の交付を受けていない人 |
ポイントは「築5年以上」です。
新築から5年経っていない住宅は対象外になります。ただ、外壁塗装を検討する時期の家であれば、まず問題なくクリアできる条件だと思います。
過去に三つの制度を使っていないこと
見落としやすいのが、過去の利用歴です。
除外されるのは、この住宅リフォーム促進事業補助金だけではありません。
- 甘楽町住宅リフォーム促進事業補助金
- 甘楽町空き家リフォーム補助金
- 甘楽町住環境改善助成事業
この三つのいずれかを過去に受けていると、対象外になります。
「昔、町の補助金で水回りを直した」という記憶がある方は、どの制度だったかを確認しておいてください。
そして、交付は申請者および当該住宅につき1回限りです。
町税の滞納は共有者もチェックされます
申請者本人だけでなく、**同居している共有者(住宅の共有名義の所有者)**についても、次の要件が課されます。
- 町税等を滞納していないこと
- 暴力団員等でないこと
住宅を夫婦の共有名義にしている、親子の共有名義にしている。こうした場合は、共有者側の状況も審査対象になります。
申請書と一緒に「住民登録等調査承諾書(様式第2号)」を提出するのは、このためです。
補助対象になる工事と業者の条件
制度の対象になる工事にも、細かい条件があります。ここを外すと、他がすべて揃っていても補助が受けられません。
業者は本店が町内にある業者に限られます
町は、補助対象工事の要件としてこう定めています。
町内の業者に発注して行う工事であること。法人の業者にあっては本店(本社)が町内にある業者に限ります。
ここは本当に注意してください。
「甘楽でも工事してますよ」という言い方をする業者は多いですが、判断されるのは施工エリアではありません。法人であれば、登記上の本店がどこにあるかです。
町内に営業所があるだけでは足りません。
見積もりを取る段階で、はっきり聞いてください。
「御社は本店が甘楽町内にありますか。住宅リフォーム促進事業補助金の対象業者になりますか」
この一言を確認するだけで済みます。判断に迷う場合は、建設課都市計画係に聞けば教えてもらえます。
対象経費は10万円以上
補助対象経費が10万円(税込)以上であることが条件です。
近隣の自治体では20万円以上としているところが多いので、甘楽町の10万円という下限は使いやすい設定です。
部分的な補修や、傷んでいる一面だけの塗り替えでも、手が届く可能性があります。
対象工事判別表で確認しておく
町は「甘楽町住宅リフォーム促進事業 対象工事判別表(別表)」というPDFを公開しています。
どの工事が対象で、どれが対象外か。ここに一覧で載っています。
外壁塗装と一緒に外構も直したい、雨樋も替えたい、といった場合は、この判別表で先に確認しておくと、見積書を作り直す手間が省けます。
判断に迷うものがあれば、申請前に建設課都市計画係へ相談してください。
申請から補助金が振り込まれるまでの流れ
ここからは、実際の手続きです。甘楽町の流れは三段階になっています。
まず建設課都市計画係で交付申請
申請書は、建設課都市計画係で受け取るか、町のホームページからダウンロードできます。
| 受付窓口 | 内容 |
|---|---|
| 建設課 都市計画係(西庁舎) | 電話 0274-74-3131(内線421・422) |
| 受付時間 | 午前8時30分〜午後5時15分(土日祝を除く) |
| 水曜日 | 午後7時15分まで延長 |
毎週水曜日は午後7時15分まで開いています。 平日の日中に役場へ行けない方には、この水曜日が使えます。
申請時に必要な書類は次のとおりです。
| 書類 | 補足 |
|---|---|
| 交付申請書(様式第1号) | 町の様式 |
| 住民登録等調査承諾書(様式第2号) | 町の様式 |
| 案内図 | 住宅の位置が分かるもの |
| 見積書の写し | 補助対象経費の内訳明細が記載されたもの |
| 現場写真 | 補助対象工事の予定箇所 |
| 委任状 | 代理者が申請する場合のみ |
申請できるのは、1住宅につき1件です。
交付決定の通知を受けてから着工する
提出された申請書をもとに、補助対象者の条件と工事の内容が確認され、決定額が通知されます。
この通知を受けてから、工事に着手してください。
詳しくは次の章で書きますが、ここがこの制度で最も多い失敗です。
工事完了後30日以内に報告する
工事が完了したら、工事完了報告書を提出します。
提出期限は、工事完了後から30日以内です。
必要な書類は次のとおりです。
- 工事完了報告書(様式第7号)
- 補助金請求書(様式第9号)
- 補助対象工事費の領収書の写し
- 補助対象工事の完了後の現場写真
- 検査済証の写し(建築確認申請が必要な工事の場合)
外壁塗装であれば、通常は建築確認が不要なので、検査済証は要りません。
書類審査を経て、指定口座へ補助金が振り込まれます。
工事費はいったんご自身で支払う必要がありますので、資金の段取りは考えておいてください。
この制度で失敗する人の共通点
書類の不備は直せます。でも、これだけは取り返しがつきません。
交付決定前の着工は対象外です
町のページに、はっきり書かれています。
交付決定前に既に着工しているリフォーム工事は、対象外です。
そして、さらにこう続きます。
工事着手、代金支払い(一部前払いも)は必ず交付決定後に行うこと。
着工だけでなく、代金の一部前払いもいけません。
塗装工事では、契約時に着手金を払う商習慣がある会社もあります。良かれと思って早めに入金したことが、補助の対象外につながりかねません。
契約の段階で「補助金の交付決定が出るまで、着工も入金もしないでください」と、はっきり伝えておいてください。まともな業者なら、それで段取りを組み直します。
逆に、「早く契約しないと予算が埋まる」と着工を急がせる業者がいたら、その理屈が制度と合っているか、いったん立ち止まって考えてみてください。
完了報告の30日を過ぎない
工事完了後30日以内という期限は、意外と短いです。
塗装工事が終わると、ほっとして書類のことを忘れがちです。領収書を受け取って、写真を整理して、様式を書いて。これを一ヶ月以内に済ませる必要があります。
工事が終わる前から、書類の準備を始めておいてください。
金額が変わったら変更申請が必要
工事の途中で内容や金額が変わることはあります。
領収書と見積書の金額が異なるなど、変更が生じた場合は手続きが必要です。変更交付申請書(様式第4号)を提出します。
黙って進めて、完了報告の段階で食い違いが出る。これも避けたい事態です。工事中に追加や変更が出たら、その時点で業者から伝えてもらい、早めに町に相談してください。
なお、申請を取り下げる場合は取下届(様式第6号)、申請者が亡くなって同世帯の方が引き継ぐ場合は承継申請書(様式第12号)という様式も用意されています。
空き家を取得した方は別の制度があります
ここまでは、今住んでいる家をリフォームする方向けの話でした。
甘楽町空き家リフォーム補助金
甘楽町には、もう一つ「空き家リフォーム補助金」という制度があります。
こちらは、空き家の有効活用による町内への移住定住促進と、適正な管理による空き家解消を目的とした制度です。
主な条件は次のとおりです。
- 申請する年度の4月1日時点で、1年以上居住の用に供していない住宅であること
- 昭和56年6月以降に建築確認を受けて建築されたものであること(それ以前の場合は耐震改修の実施などが必要)
- 補助金の交付を受けた日の属する年度内に居住を開始する見込みであること
- 補助対象経費が20万円以上であること
- 補助金の交付決定を受けた後に着工する工事であること
担当は企画課です。建設課ではないので、問い合わせ先が変わります。
二つの制度は併用できません
注意していただきたいのが、この二つの制度の関係です。
住宅リフォーム促進事業補助金の要件に、**「過去にこの補助金および甘楽町空き家リフォーム補助金の交付を受けていない人」**と書かれています。
つまり、どちらか一方しか使えません。
空き家を取得してこれから住む方は、どちらが有利かを比べたうえで選ぶ必要があります。工事の内容と金額によって答えが変わりますので、両方の窓口に相談してみてください。
見積書は金額ではなく工程を見る
相見積もりを取ったら、金額を横に並べたくなります。でも、そこから見てほしいのは総額ではありません。
総額より先に見るべき七つの項目
工程です。
- 下地処理の内容が書かれているか(高圧洗浄だけで済ませていないか)
- 何回塗るのか(下塗り・中塗り・上塗りの3回が基本)
- 使う塗料の商品名と、必要な缶数が書かれているか
- コーキングは打ち替えか、増し打ちか
- 付帯部(雨樋、破風、軒天など)が含まれているか
- 足場の設置と解体が項目として入っているか
- 塗る面積(平米数)の根拠が書かれているか
安い見積書は、たいていこのどこかが抜けています。抜いているのではなく、書いていないだけのこともあります。だから聞いてください。
「内訳明細」は申請の必須条件でもあります
甘楽町の申請書類には、こう指定されています。
補助対象経費の内訳明細が記載された補助対象工事の見積書の写し
「外壁塗装工事 一式 980,000円」という一行だけの見積書では、申請に使えません。
これは、お客様にとってむしろ好都合だと思っています。堂々と「内訳を書いてください」と言える理由になりますから。
内訳が書けない業者は、そもそも工事の中身を説明できない業者です。
下地処理こそが仕上がりを決める
私が現場で一番大事にしているのは、下地です。
どんなに高い塗料を使っても、下地の処理が甘ければ数年で剥がれます。逆に、下地さえきちんと作れば、塗料の性能は素直に出ます。
素材によって塗料も変えます。同じ「外壁」でも、モルタルとサイディングとジョリパットでは、必要な処理も塗材もまったく違います。
「全部これで塗ります」という提案が出てきたら、なぜその塗料なのかを聞いてみてください。
甘楽の気候と、塗り替えどきの見極め方
制度の話が続いたので、本業の話をさせてください。補助金が使えても、肝心の工事で後悔しては意味がないからです。
寒暖差とからっ風が塗膜に効いてくる
甘楽町は、西上州の鏑川流域に広がる町です。北は富岡市に接し、南は下仁田や山地へと続きます。平地と山あいが混ざった地形です。
内陸性の気候で、夏は暑く、冬は冷え込みます。この寒暖差が、外壁の塗膜には効いてきます。
塗膜は、温度が上がれば伸び、下がれば縮みます。一日のなかで、そして一年のなかで、この伸縮を延々と繰り返す。差が大きい土地ほど、負担は大きくなります。
冬のからっ風も無視できません。砂ぼこりを含んだ風が外壁に当たり続けると、細かい傷が積み重なって、表面が少しずつ削られていきます。
山に近い地域では、冷え込みも湿気の影響も、平地とは違ってきます。同じ甘楽町内でも、条件は一様ではありません。
だから私は、カタログの「耐用年数15年」という数字をそのまま信じません。あれは標準的な条件での数値です。
塗り替えのサインは触れば分かる
「うちはまだ大丈夫か」を判断する目安を挙げます。
| 症状 | 意味するところ |
|---|---|
| チョーキング(手で触ると白い粉がつく) | 塗膜の樹脂が劣化している。塗り替え検討の目安 |
| 色あせ・つやの消失 | 紫外線による劣化が進んでいる |
| ひび割れ(クラック) | 幅が広いものは下地まで進んでいる可能性がある |
| コーキングの切れ・肉やせ | 目地から雨水が入るおそれ。塗装より先に処置が必要 |
| 塗膜の膨れ・剥がれ | すでに水が回っている可能性。早めの診断を |
| 北面のコケ・藻 | 湿気がこもっている。洗浄と下地処理が重要になる |
一番簡単なのは、外壁を手のひらでなでてみることです。白い粉がつくようなら、塗膜が役目を終えかけています。
ただ、これはあくまで目安です。同じ家でも、南面と北面ではまるで傷み方が違います。四面を見ないと、本当のところは分かりません。
今年度が最後だからこそ、判断を急がないでほしい
制度が終わると聞くと、焦る気持ちが出てくると思います。
ただ、「まだ塗る必要のない家を、補助金があるから塗る」というのは、順番が逆です。
塗り替えは早すぎても意味がありません。塗膜がまだ機能しているうちに塗り直しても、その分だけ寿命を前倒しするだけです。
逆に、すでに塗膜が切れているなら、この制度を使わない手はありません。
判断の基準は、補助金ではなく家の状態です。 まずそこを知ってから、使うかどうかを決めてください。
よくあるご質問
制度と対象について
Q. 外壁塗装は本当に対象になりますか
対象です。町が公開している「対象工事判別表」で確認できます。遮熱塗料などの性能条件はなく、一般的な塗り替えで使えます。判断に迷う工事があれば、申請前に建設課都市計画係へご相談ください。
Q. この制度はいつまで使えますか
令和8年度で終了します。町の公式ページに「本事業は令和8年度で終了となります」と明記されています。受付は令和9年2月26日までですが、予算に達し次第締め切られます。
Q. 築3年の家でも使えますか
使えません。町内に築5年以上の住宅を所有し、そこに居住していることが条件です。
Q. 昔、町の補助金でリフォームしたことがあります
住宅リフォーム促進事業補助金、空き家リフォーム補助金、住環境改善助成事業。このいずれかを過去に受けている場合は対象外です。どの制度だったかご確認ください。
金額について
Q. いくら戻ってきますか
対象経費の10パーセントで、上限20万円です。中学生以下の世帯員がいる場合は20パーセントになります。100万円の工事なら、10万円または20万円という計算です。
Q. 中学生以下の世帯員とは同居の孫も含まれますか
世帯員が対象になりますので、同一世帯として住民登録されているお孫さんも該当します。詳しくは建設課都市計画係にご確認ください。
Q. いくらから申請できますか
対象経費が10万円(税込)以上であることが条件です。近隣の自治体より下限が低いので、部分的な補修でも使える可能性があります。
手続きと業者について
Q. どんな業者に頼めばいいですか
町内の業者に発注する工事であることが条件です。法人の場合は、本店(本社)が町内にある業者に限られます。見積もりの段階で必ず確認してください。
Q. 平日は役場に行けません
毎週水曜日は午後7時15分まで受付が延長されています。お仕事帰りでも間に合う日があります。
Q. 交付決定の前に工事を始めてしまったらどうなりますか
補助の対象外になります。着工だけでなく、工事代金の一部前払いも同様です。必ず交付決定の通知を受けてから、着工と支払いを行ってください。
Q. 工事完了後の手続きに期限はありますか
工事完了後30日以内に工事完了報告書を提出する必要があります。また、令和9年3月31日までに工事が完了しない場合は対象外となります。
相談について
Q. まだ頼むと決めていませんが、見てもらえますか
構いません。むしろ、決める前に見てもらうためのものです。外壁診断もお見積りも無料です。
Q. 他社の見積書を見てもらえますか
歓迎します。工程が書かれているか、塗料の缶数が合っているか、下地処理が入っているか。職人の目で見て、正直にお伝えします。他社さんを否定するためではなく、あなたが判断するための材料としてです。
Q. 診断だけ、見積もりだけでもいいですか
構いません。診断の結果、「まだ塗らなくて大丈夫です」とお伝えすることもあります。まだもつ家を塗るのは、お客様にとっても私たちにとっても意味がないからです。
まとめ
甘楽町で外壁塗装に使える補助金について整理しました。
制度の内容をおさらい
- 制度名は「甘楽町住宅リフォーム促進事業補助金」。 外壁塗装も対象工事に含まれます
- 補助額は対象経費の10パーセント、上限20万円
- 中学生以下の世帯員がいる場合は20パーセントに倍増
- 対象経費は10万円(税込)以上。 下限が低く使いやすい設定です
- 対象は町内に築5年以上の住宅を所有し、居住している方
- 過去に町の三つの制度を使っていないこと
- 業者は本店が町内にある業者に限られます
- 交付決定前の着工も代金の前払いも対象外
- 工事完了報告は完了後30日以内。 工事は令和9年3月31日までに完了すること
- 受付は令和9年2月26日まで、予算に達し次第終了
- この制度は令和8年度で終了します
今年度が最後です
もう一度お伝えします。この制度は今年度で終わります。来年度はありません。
そして受付期限の2月26日より前に、予算が尽きる可能性があります。最後の年は、使おうとする方が集中しがちです。
さらに、令和9年3月31日までに工事を完了させる必要があります。塗装は天候に左右される工事なので、冬場は日程が読みにくい。
逆算すると、年内には申請まで済ませておきたいところです。
申請には内訳明細の入った見積書と、工事予定箇所の写真が必要です。業者に家を見てもらわないと、申請には進めません。
まずは家の状態を知るところから
とはいえ、「そもそも、うちは今が塗り替えの時期なのか」から迷っている方も多いと思います。
これは、文章では答えられません。同じ築15年でも、立地と方角と外壁材で状態はまるで違うからです。
そして、業者に連絡するのは気が重いと思います。一度呼んだら断りづらくなるんじゃないか。まだ何も決めていないのに話が進んでしまうんじゃないか。そう身構えてしまうのは、当然のことです。
うちには営業マンが一人もいません。伺うのは、実際に塗る職人です。その場で契約を迫ることはありません。
診断して、「まだ塗らなくて大丈夫ですよ」とお伝えして帰ることもあります。制度が終わるからといって、必要のない工事を勧めるつもりはありません。
外壁診断もお見積りも無料です。
まずは、家を見せてください。判断は、そのあとで大丈夫です。