高崎市の外壁ひび割れ部分補修の費用と相場
高崎市の外壁ひび割れ補修はどこに頼む|業者の選び方と費用を職人が解説
「外壁にひび割れを見つけた。これ、どこに頼めばいいんだろう」
「大した工事じゃないし、相手にしてもらえるんだろうか?」
そう思って調べている方に、先にお答えします。
外壁のひび割れ補修は、外壁塗装の専門業者に相談してください。工務店でもハウスメーカーでも見てはもらえますが、多くの場合、実際に手を動かすのは塗装業者です。あいだに入る会社が増えるほど、費用は上がります。
ただ、業者を探す前に、確かめてほしいことがあります。
そのひび割れが、今すぐ直すべきものかどうかです。
幅0.3ミリ以下の細いひび割れなら、慌てる必要はありません。一方で、幅が広いもの、窓の角から斜めに走っているもの、雨のあとに内側が湿るものは、早めに見てもらったほうがいいひび割れです。
この見分けを飛ばして業者を呼ぶと、「危ないですよ」と言われるまま話が進んでしまいます。
申し遅れました。高崎市片岡町を拠点に塗装をしている、ヤマトリフォームの登丸と申します。塗装職人の家に生まれ、二代目として二十年以上ハケを握ってきました。うちには営業マンが一人もいません。見積りに伺うのも、直すのも、同じ職人です。
この記事では、ひび割れの危険度の見分け方、どこに頼むのが正解か、業者を選ぶときに見るべき点、費用の相場、そして高崎市で使える補助制度までをお伝えします。
読み終わるころには、慌てず、損せず、次に何をすればいいかが分かるはずです。
まずそのひび割れは急ぐものか様子を見ていいものか
業者を探す前に、ここからいきましょう。緊急度が分かれば、判断の主導権を自分の側に置けます。
幅0.3ミリが一つの目安になる
外壁のひび割れは、幅で大きく性格が変わります。
| 幅 | 呼び方 | 状態の目安 |
|---|---|---|
| 0.3ミリ未満 | ヘアクラック | 塗膜の表面に留まっていることが多い。すぐに雨漏りにはつながりにくい |
| 0.3〜1ミリ | 構造クラックの入口 | 下地まで届いている可能性がある。雨水が入る余地が出てくる |
| 1ミリ以上 | 構造クラック | 下地や躯体の動きが原因のことが多い。早めの診断がいる |
0.3ミリは、髪の毛よりやや太いくらいです。シャープペンの芯が0.5ミリなので、それより細ければヘアクラック寄り、と考えると分かりやすいと思います。
ホームセンターでクラックスケールという定規が数百円で売っています。心配な方は一枚持っておくと、業者の説明を自分でも確かめられます。
幅よりも場所のほうが大事なこともある
ここは、あまり書かれていないことです。
同じ幅のひび割れでも、どこに出ているかで意味がまるで違います。
- 窓やドアの四隅から斜めに走っている — 建物の動きが集中する場所です。開口部の角は構造的に弱く、外壁の中でも力がかかりやすい。ここのひび割れは、幅が細くても一度見てもらう価値があります。
- 同じ場所に何本も並んでいる — 下地に原因があるサインのことがあります。表面だけ埋めても、また同じところが割れます。
- サイディングの目地(コーキング部分)が切れている — ひび割れというより、目地の寿命です。ここが切れていると、壁の中に水が入ります。
- 基礎のコンクリートに縦のひび — 外壁とは別の話になります。幅が大きい場合は、専門的な診断が必要です。
私が現場で一番気にするのは、窓の角です。ここに出ていると、他の面にも同じような症状が隠れていることが多い。だから四面すべてを見ないと、正しい判断ができません。
雨のあとに変化があるなら早めに動く
いちばん分かりやすい危険信号をお伝えします。
雨が降った翌日に、ひび割れの周りだけ色が濃くなっている。
これは水を吸っている証拠です。外壁材の中に水が入り、乾ききっていない状態です。
さらに、室内側の壁紙が浮いている、押し入れの中がかび臭い、といった変化があれば、すでに雨水が回っている可能性があります。
このサインが出ているなら、様子を見る段階ではありません。早めに見てもらってください。
逆に、雨のあとも何も変わらず、幅も細いままなら、次の塗り替えのタイミングまで待てるケースもあります。
外壁のひび割れ補修はどこに頼むのが正解か
ここが、この記事の本題です。相談先には選択肢がいくつもあって、それぞれ得意分野と料金構造が違います。
依頼先ごとの違いを整理する
| 依頼先 | 向いているケース | 注意したい点 |
|---|---|---|
| 外壁塗装の専門業者 | ひび割れ補修全般。補修から仕上げ塗装まで一貫して頼める | 会社によって技術差がある。自社施工かどうかの確認が要る |
| 工務店・リフォーム会社 | 外壁以外の工事もまとめて頼みたいとき | 塗装は外注になることが多く、中間マージンが乗る |
| ハウスメーカー | 保証期間内の住宅。まず窓口に相談すべき | 保証切れ後は割高になりやすい |
| 防水専門業者 | 陸屋根やベランダからの漏水が疑われるとき | 外壁塗装は専門外のことがある |
ひび割れ補修という工事に限れば、外壁塗装の専門業者が最短距離です。
理由は単純で、ひび割れを埋めたあと、必ず塗って仕上げる必要があるからです。埋めっぱなしでは、補修跡がそのまま残りますし、シーリング材は紫外線に弱いので、塗膜で守らないと数年でだめになります。
補修と塗装は、切り離せない一つの工事なんです。
まだ保証が残っているなら、まずハウスメーカーへ
一点、順番として押さえておいてほしいことがあります。
新築から10年以内の住宅であれば、まず建てた会社に連絡してください。
住宅の構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分については、10年間の瑕疵担保責任が法律で定められています。ひび割れの原因や場所によっては、無償で対応してもらえる可能性があります。
私たちのような塗装店に先に頼んでしまうと、その権利を使わないまま費用を払うことになりかねません。
まずは保証。それが使えないと分かってから、塗装業者を探す。この順番が損をしません。
自社施工かどうかで何が変わるか
同じ「塗装業者」でも、中身は二通りあります。
元請けだけをして、実際の工事は下請けに出す会社。 営業担当が契約を取り、職人は別の会社から来ます。
自社の職人が直接工事をする会社。 見に来た人間が、そのまま手を動かします。
ひび割れ補修のような小さな工事では、この差が特に出ます。
下請けに出す場合、その工事にかかる費用に加えて元請けの利益が乗ります。もともと数万円の工事だと、割合として重くなります。
そしてもう一つ。ひび割れの補修は、現場で判断することが多い工事です。削ってみたら思ったより深かった、この位置なら補強を入れたほうがいい。そういう判断を、見積りを作った人間と手を動かす人間が別だと、伝言ゲームになります。
うちが自社施工にこだわっているのは、この伝言ゲームをなくしたいからです。見に行った職人が、そのまま直す。それが一番、間違いが少ない。
小さな工事でも受けてくれるかを最初に聞く
「ひび割れ数箇所だけ」という依頼は、業者によっては断られることがあります。
会社の規模が大きくなるほど、小口の工事は採算が合わなくなるためです。悪意ではなく、体制の問題です。
だから、最初の電話でこう聞いてください。
「外壁のひび割れが数箇所あるのですが、部分補修だけでもお願いできますか」
ここではっきり答えてくれる会社なら、そのあとの話も早いはずです。
訪問営業でひび割れを指摘されたときの対処
このキーワードで調べている方の中には、飛び込みで来た業者に言われて不安になった、という方も多いと思います。ここは分けて書いておきます。
その場で契約しないこと、これだけは守ってほしい
「近くで工事をしていまして、お宅の外壁にひび割れが見えたのでお知らせに来ました」
こう言われて、悪い気はしないと思います。心配してくれている、と受け取るのが自然です。
ただ、その場で契約書にサインするのだけは、やめてください。
理由は二つあります。
一つは、比較ができないこと。外壁の工事は、同じ内容でも会社によって金額が大きく変わります。一社しか見ずに決めると、それが高いのか安いのかも分かりません。
もう一つは、本当にその補修が必要かを確かめられないことです。
言われたひび割れを自分の目で確認する
対処法は簡単です。
「どこですか。一緒に見せてください」と言ってください。
そして、指さされた場所を自分の目で見る。写真を撮っておく。屋根など自分では見えない場所を指摘されたなら、その場で写真を見せてもらってください。
まともな業者なら、当然のように応じます。診断した根拠を見せられないような業者は、その時点で候補から外していい、と私は思います。
そのうえで、「検討します」と言って一度帰ってもらう。急がせてくる相手ほど、いったん距離を置いたほうが安全です。
外壁のひび割れは、数日で家が崩れるようなものではありません。落ち着いて、二社か三社に見てもらってから決めても、まったく遅くないんです。
火災保険が使えると言われたら慎重に
「火災保険を使えば自己負担ゼロで直せます」
この誘い文句を聞いたら、いったん立ち止まってください。
火災保険で外壁の補修が対象になるのは、台風や強風、飛来物といった自然災害が原因の損傷に限られます。経年劣化によるひび割れは、原則として対象外です。
風で飛んできた物が当たって割れた、という場合は申請できる可能性があります。ですが、経年のひび割れを災害によるものとして申請すれば、それは保険金の不正請求です。
業者に勧められたとしても、責任を負うのは契約者本人です。
保険を使えるかどうかは、まず加入している保険会社に直接確認してください。業者の判断ではありません。
業者選びで実際に見るべき五つのポイント
ここからは、複数社に見てもらうときのチェック項目です。相手を試すためではなく、あなたが安心して任せるためのものです。
幅を測って説明してくれるか
診断のとき、ひび割れの幅を測っているかどうかを見てください。
クラックスケールを当てる、写真に定規を添えて撮る。こうした作業をしている業者は、幅によって補修方法を変えるという当たり前を守っています。
逆に、遠目に見て「これは危ないですね」で終わる診断は、根拠がありません。
私が診断に伺うときは、幅を測って、位置を図面に落として、写真を添えた報告書にしてお渡しします。あとから見返せる形で残さないと、比較のしようがないからです。
補修方法を素人にも分かる言葉で説明できるか
ひび割れの補修には、いくつかの工法があります。
| 工法 | どんなときに使うか |
|---|---|
| フィラー・微弾性下塗りでの充填 | ヘアクラック(0.3ミリ未満)。塗料で埋めて上から塗る |
| Uカット・Vカット+シーリング | 0.3ミリを超えるひび割れ。溝を切って材料を詰め、上から塗る |
| エポキシ樹脂注入 | ひび割れが深く、内部まで充填したいとき |
| 補強メッシュの併用 | 同じ場所で繰り返し割れる、動きが大きいとき |
大事なのは、名前を覚えることではありません。
「なぜこの家のこのひび割れに、この方法を選ぶのか」を説明できるかどうかです。
「うちはいつもこのやり方です」という答えしか返ってこないなら、家に合わせた提案ではないということです。
見積書が一式になっていないか
これは何度でも言いたいことです。
「外壁ひび割れ補修工事 一式 150,000円」
この一行だけの見積書では、何をしてもらえるのかが分かりません。比較もできません。
見積書には、次のような項目が分かれて書かれているはずです。
- 足場の設置と解体(必要な場合)
- 高圧洗浄
- ひび割れ部分のUカットまたはVカット
- シーリング材の充填(材料名と数量)
- 下塗り・中塗り・上塗り
- 養生
- 廃材処分費
- 諸経費
内訳を書けない業者は、工事の中身を説明できない業者です。逆に言えば、内訳を求めるだけで、ある程度の見極めができます。
保証の内容とアフター点検の有無
ひび割れの補修には、正直に言えば「絶対に再発しない」という保証はありません。建物は動き続けるからです。
だからこそ、再発したときにどうしてくれるのかを聞いておく意味があります。
- 保証は何年か
- 何が保証の対象で、何が対象外か
- 書面で出してもらえるか
- 工事後の点検に来てくれるか
口約束ではなく、書面かどうか。ここは確認してください。
うちの場合は、剥がれの可能性がある部位について無償での塗り直し保証をお付けしています。あわせて、リフォームかし保険と建設業総合賠償保険に加入しています。会社の言葉だけでなく、制度の裏づけを持っておきたいからです。
高崎市内の業者かどうか
これは費用の話とは別の理由です。
近くの業者であれば、工事のあとに何かあったとき、すぐに来られます。ひび割れの再発は、数年後に起きるかもしれません。そのときに連絡がつくかどうかは、地元かどうかで変わります。
そして後述しますが、高崎市の助成制度を使う場合は、市内の業者であることが条件になります。
費用の相場とその幅が生まれる理由
金額の話をします。ここは、幅が出る理由まで知っておくと納得できます。
ひび割れ補修そのものの目安
| 補修内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| ヘアクラックの充填(1箇所) | 5,000〜15,000円 |
| Uカット・Vカット+シーリング(1箇所) | 10,000〜50,000円 |
| エポキシ樹脂注入 | 20,000〜60,000円 |
| シーリング打ち替え | 900〜1,500円/メートル |
| 部分的な塗装仕上げ(10平米程度) | 40,000〜100,000円 |
金額に幅があるのは、ひび割れの幅と深さ、補修する箇所の数、外壁材の種類、そして高さで作業の手間がまったく違うからです。
費用を大きく左右するのは足場です
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいことかもしれません。
外壁ひび割れ補修の費用で、最大の変数は足場代です。
戸建て一棟に足場を組むと、一般的に15万円から25万円程度かかります。
つまり、補修そのものが3万円でも、二階の高い位置にあれば足場が必要になり、総額は20万円近くになります。
一階の手の届く高さなら、脚立で作業できるので足場は要りません。同じ補修でも、総額が一桁変わります。
だから、見積りを取るときは「足場が必要かどうか」を最初に確認してください。ここが分かるだけで、金額の見通しが立ちます。
部分補修が割高になってしまうケース
そして、足場の話にはもう一つの側面があります。
足場を組んでひび割れだけ直して解体する。その三年後に、外壁塗装の時期が来て、また足場を組む。
足場代を二度払うことになります。
これは、私が現場で一番もったいないと思う場面です。
前回の塗装から10年以上経っているお宅なら、ひび割れ補修と塗り替えを同時にやったほうが、総額では安く済むことがほとんどです。
もちろん、まだ塗り替えの時期でないなら、部分補修だけで十分です。判断は家の状態次第で、これは見てみないと分かりません。
部分補修で済ませるか塗り替えまでやるかの判断
「補修だけでいいのか、それとも塗り替えるべきか」は、多くの方が迷うところです。判断の材料をお伝えします。
前回の塗装から何年経っているか
これが最初の基準です。
| 前回塗装からの年数 | 考え方 |
|---|---|
| 5年以内 | 部分補修で十分なことが多い。原因の確認は必要 |
| 5〜10年 | ひび割れの数と他の症状次第。診断で判断 |
| 10年以上 | 塗り替えとまとめて行うほうが、総額を抑えやすい |
新築から一度も塗っていない家なら、外壁材にもよりますが10年前後が最初の塗り替え時期の目安です。
ひび割れ以外の症状が出ていないか
ひび割れだけを見ていると判断を誤ります。次のような症状が同時に出ているなら、塗膜全体が寿命に近づいています。
- 手で触ると白い粉がつく(チョーキング)
- 色があせて、つやがなくなっている
- 北側の壁にコケや藻が出ている
- コーキングが痩せている、切れている
- 塗膜が膨れている、めくれている
このうち二つ以上当てはまるなら、ひび割れだけ直しても、数年後にまた足場を組むことになります。
判断は現地を見てからで遅くない
正直に言うと、この判断を文章だけで決めることはできません。
同じ築15年でも、南面と北面では傷み方がまるで違います。前面道路に面した面だけ紫外線でやられている、というお宅も珍しくありません。
だから、まず見ること。それからです。
補修の工程を知っておくと手抜きが分かる
何をしてもらえるのが正しいのかを知っておくと、工事中の不安が減ります。
Uカット工法の流れ
0.3ミリを超えるひび割れで、もっとも一般的な工法です。
- ひび割れに沿って、専用の工具でU字の溝を切る
- 溝の中を清掃し、粉を完全に取り除く
- プライマー(接着剤の役割)を塗る
- シーリング材を充填する
- 表面を平らにならす
- 下塗り・中塗り・上塗りで仕上げる
手を抜かれやすいのはプライマーと乾燥時間
この工程で省略されやすいのが、3番のプライマーと、各工程の乾燥時間です。
プライマーを塗らずにシーリング材を詰めると、数年で剥がれます。見た目では分かりません。
乾燥時間も同じです。シーリング材が硬化する前に塗ってしまうと、上の塗膜が縮んだり、しわが出たりします。
同じ材料を使っても、この二つを守るかどうかで結果が変わります。
だから私は、工程の写真を撮って残すようにしています。見えなくなる部分ほど、記録が要ります。
補修跡が目立つかどうかは仕上げで決まる
「補修したところだけ色が違うのでは」という心配をよく受けます。
部分補修の場合、既存の塗膜と完全に同じ色にするのは、正直なところ難しいです。同じ塗料を使っても、経年で色は変わっているからです。
目立ちにくくする方法はあります。面の切れ目(コーナーや目地)まで塗り広げる、という考え方です。壁の途中で塗り止めると境目が出ますが、角まで塗れば違和感が出にくくなります。
このあたりを事前に説明してくれるかどうかも、業者を見る一つの目安になります。
高崎の気候とひび割れの出やすさ
地域の話を少しだけさせてください。高崎で塗装を続けてきて、実感していることです。
からっ風と寒暖差が外壁に効いてくる
高崎は、榛名山から吹き下ろす風の通り道にあります。冬のからっ風は、地元の方なら誰でもご存じのとおりです。
砂ぼこりを含んだ風が外壁に当たり続けると、表面が少しずつ削られていきます。
そして夏の暑さ。群馬の夏の気温の高さはよく知られていますが、外壁の表面温度はそれ以上に上がります。
塗膜は温度が上がれば伸び、下がれば縮みます。一日のなかで、そして一年のなかで、この伸縮を繰り返す。差が大きい土地ほど、ひび割れは出やすくなります。
だから私は、カタログの耐用年数をそのまま信じません。あれは標準的な条件での数値です。
モルタル外壁の家はひび割れが出やすい
築20年を超える住宅では、モルタル外壁が多く使われています。
モルタルはセメントを主成分とする材料で、乾燥や温度変化で収縮します。この性質上、サイディングよりひび割れが出やすい。
つまり、モルタル外壁でひび割れが出ること自体は、異常ではありません。
大事なのは、その一本が表面だけのものか、下地まで達しているかです。慌てる前に、まず幅と場所を確かめてください。
高崎市で使える補助制度
費用を抑える方法として、知っておいてほしい制度があります。
高崎市住環境改善助成事業
高崎市には、市民が市内の業者を利用して住宅を改修する場合に、費用の一部を助成する制度があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成額 | 対象工事費の30パーセント、上限20万円 |
| 対象工事 | 外壁や屋根の塗装などの外装工事を含む |
| 業者の条件 | 高崎市内の住所表記で見積書と領収書を発行できる業者 |
| 世帯の条件 | 前年の合計所得金額が400万円を超える人が世帯にいないこと、市税の滞納がないこと、過去にこの助成を受けていないこと |
助成率30パーセントは、自治体の住宅リフォーム助成としては手厚い部類です。
そして令和8年度からは、20万円未満の工事も対象になりました。以前は少額の工事が対象外でしたが、部分的なひび割れ補修でも使える可能性が出てきたということです。
使うには順番があります
ただし、この制度には注意点があります。
事前申請と本申請の二段階があり、交付決定通知を受けてから工事に着手する必要があります。交付決定の前に着工したり、代金を前払いしたりすると、対象になりません。
そして令和8年度の事前申請の受付は、8月31日で終了しています。今年度から新たに申し込むことはできません。
すでに証明書が届いている方は、11月30日までが本申請の期限です。
これから検討される方は、来年度の受付に向けて準備することになります。制度の詳細や来年度の実施については、高崎市の建築住宅課(027-321-1266)にご確認ください。
補助を待つあいだも、家の状態を知っておくことには意味があります。「まだ待てる」のか「待てない」のかで、動き方が変わりますから。
よくあるご質問
ひび割れの状態について
Q. 幅0.3ミリ以下なら放っておいて大丈夫ですか
急ぐ必要はありませんが、記録は残しておいてください。マスキングテープなどで両端に印をつけ、数か月後に幅が広がっていないかを確認します。進行していなければ、次の塗り替えのときにまとめて処理できます。
Q. ひび割れから雨漏りしますか
幅0.3ミリを超えて下地まで達している場合、雨水が入る可能性があります。ただし、すぐに室内に漏れるとは限りません。壁の中に水が回り、下地が腐ってから気づくケースのほうが多いので、外から見える変化の段階で対処するのが理想です。
Q. 自分で補修材を買って直せますか
ヘアクラック程度なら、市販の補修材で応急処置はできます。ただし、下地まで達しているひび割れを表面だけ埋めると、内部に水が閉じ込められて悪化することがあります。幅が0.3ミリを超えるものは、一度見てもらってからのほうが安全です。
業者選びについて
Q. 部分補修だけでも受けてもらえますか
会社によります。規模の大きい会社ほど小口工事を断ることがあるので、最初の電話で「ひび割れ数箇所の補修だけでもお願いできますか」と確認してください。
Q. 何社くらいから見積りを取るべきですか
二社から三社が現実的だと思います。多すぎると比較そのものが負担になります。同じ条件で見てもらい、補修方法と内訳を並べて比べてください。
Q. 訪問営業に指摘されました。信じていいですか
指摘そのものが嘘とは限りません。ただ、その場で契約するのは避けてください。指摘された箇所を一緒に確認し、写真を見せてもらったうえで、別の業者にも見てもらってから判断してください。
Q. 火災保険は使えますか
台風や飛来物など自然災害が原因の損傷であれば、対象になる可能性があります。経年劣化によるひび割れは原則として対象外です。使えるかどうかは、業者ではなく加入している保険会社に確認してください。
費用と工事について
Q. 費用はどのくらいかかりますか
補修そのものは1箇所あたり数千円から数万円ですが、足場が必要かどうかで総額が大きく変わります。二階の高い位置なら足場代が15万円から25万円程度かかるためです。まず足場の要否を確認してください。
Q. 補修と塗り替え、どちらがいいですか
前回の塗装から10年以上経っているなら、まとめて行うほうが総額を抑えられることが多いです。足場代を二度払わずに済むためです。5年以内であれば、部分補修で十分なことがほとんどです。
Q. 工事は何日くらいかかりますか
ひび割れ数箇所の部分補修であれば、足場なしで1日から2日程度です。足場を組む場合は、設置と解体で前後に日数が加わります。塗り替えとあわせる場合は、2週間前後を見ておいてください。
Q. 補修したところは目立ちますか
既存の塗膜と完全に同じ色にするのは難しいのが正直なところです。面の角や目地まで塗り広げることで、境目を目立ちにくくできます。事前にどう仕上げるかを確認しておくと安心です。
相談について
Q. まだ頼むと決めていませんが、見てもらえますか
構いません。むしろ、決める前に見てもらうためのものです。診断もお見積りも無料です。
Q. 他社の見積書を見てもらえますか
歓迎します。補修方法が家の状態に合っているか、内訳に抜けがないか、職人の目で確認してお伝えします。
まとめ
高崎市で外壁のひび割れ補修を頼むときのポイントを整理しました。
- 相談先は外壁塗装の専門業者。 補修と仕上げ塗装は一つの工事です
- 新築10年以内なら、まず建てた会社へ。 保証で対応できる可能性があります
- 幅0.3ミリが一つの目安。 ただし窓の四隅など、場所によって意味が変わります
- 雨のあとに濡れじみが出るなら早めに動く
- 訪問営業ではその場で契約しない。 一緒に現物を確認し、他社にも見てもらう
- 火災保険は自然災害が原因の場合のみ。 判断は保険会社に確認を
- 見積書は一式表記を避け、内訳で比べる
- 費用の最大の変数は足場。 二階なら15万〜25万円が加わります
- 前回塗装から10年以上なら、塗り替えとまとめたほうが安いことが多い
- 高崎市の助成制度は市内業者が条件。 今年度の事前申請は終了しています
ここまで読んでいただいて、まだ残っている疑問があると思います。
「で、うちのひび割れは、どっちなんだ」
これだけは、文章では答えられません。幅も、場所も、他の面の状態も、見なければ分からないからです。
とはいえ、業者に連絡するのは気が重いと思います。一度呼んだら断りづらくなるんじゃないか。大したことないのに大げさに言われるんじゃないか。そう身構えるのは、当然のことです。
うちには営業マンが一人もいません。伺うのは、実際に手を動かす職人です。その場で契約を迫ることはありません。
見たうえで「これは急がなくて大丈夫ですよ、次の塗り替えのときで十分です」とお伝えして帰ることもあります。それで構いません。急がなくていいと分かるだけでも、意味があると思うからです。
外壁診断もお見積りも無料です。四面をすべて見て、ひび割れの幅と場所を測り、写真つきの報告書にしてお渡しします。
まずは、家を見せてください。判断は、そのあとで大丈夫です。